『妖怪人間ベム』の亀梨和也、私生活でも”人間っぽさ”を排除!?
KAT-TUN亀梨が主演を務めるドラマ『妖怪人間ベム』(日本テレビ系)の初回視聴率が18.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。瞬間最高視聴率は22.9%にも達する好スタートとなり、亀梨は「たくさんの方々に見ていただけたこと本当に感謝しています。めちゃくちゃうれしいです」と喜びのコメントを発表している。
2005年には『ごくせん』(日本テレビ系、平均視聴率27.8%)、『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系、平均視聴率16.9%)と高視聴率作品への出演が続いた亀梨も、翌年の月9『サプリ』(フジテレビ系、平均視聴率14.2%)から次第に雲行きが怪しくなり、視聴率も右肩下がり。ついに09年主演の『神の雫』(日本テレビ系)では3話連続4%台、平均視聴率6.0%というジャニーズ主演ドラマ史上最低の視聴率を更新、”低視聴率王子”なる不名誉な称号までつけられてしまった。
当然、そんな声が聞こえる中でのドラマ主演は並大抵のプレッシャーではなかったと思うが、今回見事に挽回してみせたのはさすが。”妖怪人間”になりきったキャストの魅力はもちろん、「演出、脚本も大人の鑑賞に耐えうる」と非ジャニーズファン層である30代以上の男性をはじめとする一般視聴者の反応も好評。おそらく2話以降も大幅な視聴率ダウンはないのでは? と見られており、ファンもひと安心といったところだろう。
ちなみに、ドラマでは人間から疎まれ、ひっそりと寄り添うように生きていく妖怪人間の3人だが、現場はそういった悲壮感とはほど遠く和気あいあいとした雰囲気に包まれているよう。22日放送のラジオ『KAT-TUN 亀梨和也のHANG OUT』(NACK5)でも、こんな撮影エピソードを明かしてくれた。
まず、妖怪になりきるため「爪を伸ばす」というところから始めているという亀梨。
「普段、切ってるからちょっと長いと疲れるね。お風呂とか入るとすごく重く感じたり。ですけど、きれいに切っちゃうと何か人間っぽいんですよね」
「でも、普通のKAT-TUNの仕事とか、爪の中に汚いの入ったらイヤじゃん。だから、きれいにしなきゃ! って感じですごく気をつけてはいますけど」
だそうで、特殊メイクだけに頼らない部分の役作りもなかなか大変そう。さらに、
「ずっとね、(ベラ役の)杏ちゃんとか(ベロ役の)福くんと3人でわちゃわちゃやってるんです」
とのことで、特に流行っているのが手をグーの形にして「ドーン! 妖怪!」と声を合わせる合言葉。
「現場で、よく『こうしてください』『了解です!』で言葉がすごく飛び交ってるのよ。で、僕が『妖怪!』って言ったら福がすごく食いついてくれて(笑)それから僕たちは『じゃあ次のシーンでこうこうこうしてください』って言われたら、3人で『ドーン! 妖怪!』って(笑)」
話だけでも微笑ましさが伝わってくるエピソード。それでもCG作業や天気待ちなどの調整が大変だそうで、1話撮影するのになんと2週間かかったという。とはいえ、それはすなわちドラマに賭けるスタッフ、キャストの熱意が強い証明ともいえる。今後の展開、そして視聴率を楽しみにしたい。
役作り、そこ!?
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