旅行中に娘ココの体調が急変……病院まで1時間半の山道をどうする?
週末に2泊3日で軽井沢に行ってきました。このコラムの担当Sさんから、「叶井さん、マジで旅行しすぎです」とツッコまれたが、オレにはファミリー用旅行誌に掲載されてるすべての「赤ちゃんペンション」に行くという目標があるんだよ!
今回は去年行った「おもちゃ王国」に再度行きたくなったので、軽井沢に足を伸ばしたんです。軽井沢は東京から新幹線で1時間ほど。駅でレンタカーを借りて、そのまま「おもちゃ王国」へ! ここは幼児用遊具の種類がハンパじゃないんです。園内には「ままごとハウス」「トミカ プラレールランド」「リカちゃんハウス」など、それぞれ100人くらいの子どもが入って遊べる小屋が点在しています。そして、そこらかしこに滑り台、三輪車が放置してあり、1~2歳の赤ん坊たちが遊びまくってる。今のココが遊ぶには、ちょうどいい遊園地ですね。
ところがお昼寝から起きたココが熱っぽい。風邪かなと思ったんですが、ココは元気だったのでそのまま遊ばせてたんです。で、午後3時ごろに「おもちゃ王国」を出て、嬬恋村にある赤ちゃんペンション「まーる」へ。このペンションはネットで調べると、宿泊した人が全員が食事を絶賛していたんです。かなり楽しみにしていたんですが、ココの調子が悪くなってきた。ペンションのオーナーに体温計を借りて測ってみると、39度もあるじゃないですか! これはマズい! オーナーに近くの救急病院を訪ねてみると、オーナーの奥さんが調べてくれたんです。しかし、すでに午後7時になっていたので、小児科がある病院には医者が誰もいないとのこと。それでも一番近い病院に小児科ではないものの、先生がいるということで、ココを連れていくことにしました。場所を聞くと、ペンションから50キロ! 条件を考えれば、車で1時間半はかかる距離です。
嬬恋村周辺は山道で街灯もまったくなし! さらに霧もハンパじゃなく、視界がほとんど見えない! そんな最悪の環境の中、一刻も早く病院に行きたかったので、ココのために相当気合いを入れて運転しましたよ。そのせいもあってか、病院には1時間ちょっとで到着。ココは病院に着いたらなぜか元気になってる! 走り回ってるし! 順番が来たので診察室に入ると、「小児科の先生はいないので、研修医の私が診察します」。不安なまま診てもらうと、「ただの風邪の引き始めですね」とのこと。ホント? 結局解熱剤だけもらって帰ってきました。
時計を見たらもう9時! ペンションに電話して食事可能かを確認すると大丈夫ということなので、また50キロの道のりを車で猛スピードで帰りました。結局11時近くにペンションに到着。オーナーは料理を作って待ってくれてました。楽しみにしていた食事は、マジでうまい! パンもうまい! でもココはぜんぜん食べないし、飲み物も飲まない。妻のおっぱいだけ飲んでました。心配だけど、熱があるから食欲はないんだろうと思ってました。食後は部屋に戻ってココの様子を見てたが、熱が下がらない。なので、風呂には入れずにそのまま寝かすことに。
翌朝、多少熱は下がったんですが、朝食も食べない。鼻水も咳も出ないし、体を動かしたいみたいだったので、チェックアウト後にまた「おもちゃ王国」に行ってみました。そうすると、1時間ほど遊んだらまた発熱! さらに機嫌が悪くなり、号泣しっぱなし。相当体調悪いようなので、早めに寝かすことに。
午後になって早めにこの日の宿泊先である、軽井沢の赤ちゃんペンション「晴れたらいいね」に向かいました。ここは今年の1月に来たことがあり、食事がおいしく、風呂の洗い場が畳のお座敷風呂という点が気に入ってたので、また泊まることにしたんです。チェックインする時にオーナーが「ブログ読んでます」とさりげなく言ったので驚きましたよ。さらにペンションの本棚に妻の『だめんず・うぉ~か~』がさりげなく置いてある! 前回来た時にはなかったのに。バレるとちょっと恥ずかしいですね。
それよりも、ココの熱が下がらない。部屋で寝かせたんですが、30分ほどで起きてしまうんです。でもなぜか元気だったので、ペンションのキッズルームで遊ばせてみることに。遊んでるんだけど、元気がないんですよ。いつも笑いながら走り回ってるんだけど、まったく笑わないし。これはただの風邪じゃないんじゃないか? さらには、顔と手足に赤い発疹が出始めました。夕食もまったく食べずに妻のおっぱいだけ。ここのペンションの食事はおいしいんですが、ココが心配でぶっちゃけ料理の味はまったく覚えてません。
とにかく一刻も早く東京の病院に行きたかった。妻と相談した結果、夜は早めに寝て、朝イチに東京に戻り、病院に行くことにした。翌朝、ココの熱を測ってみると39度! これは普通じゃない。速攻でチェックアウトして、急いで軽井沢駅に向かい、車を返却して新幹線に飛び乗りました。1時間後に東京駅着。一旦自宅に荷物を置いて、そのまま広尾にある、日本赤十字社医療センターへ! そこで驚愕の診断が下されたのです。
(来週へ続く)
全国の赤ちゃんペンションのオーナーさん、指定図書ですよ!!
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