橋本真也と対戦経験のある『オースティン・パワーズ』俳優が刑務所で殺人?
マイク・マイヤーズ主演の大ヒット映画シリーズ『オースティン・パワーズ』の第1作(1997)で、悪役ランダム・タスクを演じていたジョー・サン。今年9月、1990年に女性を誘拐・強姦した罪で終身刑を言い渡されたばかりだが、服役を始めた刑務所で、同房者殺害容疑がかけられていると報じられた。
ジョーは終身刑を言い渡された直後から、カリフォルニア州セントラルバレーのワスコ州立刑務所で服役している。米「TMZ」によると、この刑務所で10日、ジョーと同じ房に入っていた50歳の性犯罪者が遺体で発見された。ジョーが殺した可能性が高いと見られ、刑務所と警察が捜査を行っているという。
殺害の疑いがかけられたジョーは、「安全上の理由」から隔離措置としての昼夜独居拘禁に入れられたとのこと。独房に入っている間は、週に10時間、ひとりで庭に出て運動することができ、また定期的にシャワーを浴びるという特権も与えられるとのことだ。
ジョーは、90年のクリスマスイブ、犬の散歩中の若い女性に道に迷ったふりをして話しかけ、仲間が待つ車に誘導。女性を車に押し込み拉致し、車内で繰り返し強姦した。その後、仲間の男性が強姦をし、全裸の状態の女性にパンツで目隠しをしてロサンゼルス郊外に置き去りにした。女性は付近住民に助けを求め、病院に搬送。繰り返し強姦されたことにより、かなりのケガを負っていたという。
通報を受けた警察はすぐに捜査を開始したが、難航。何事もなかったかのように生活していたジョーだが、2008年5月に器物損害の罪で逮捕。DNAサンプルが採取されることになり、90年の誘拐・強姦事件の犯人であることが判明した。
ジョーが服役しているワスコ州立刑務所の定員は約3,000名だが、収容されているのはその倍の約6,000名。大手化粧品会社マックスファクター創立者の曾孫で、御曹司のアンドリュー・ラスターも、この刑務所の受刑者である。ちなみに、アンドリューは96年~00年にかけて多数の女性に鎮静剤を飲ませて強姦した罪に問われ、逃亡したこともあり、禁固124年の判決を受けている。
ワスコ州立刑務所には、アジア系アメリカ人によるストリート・ギャングの「Asian Boyz」、メキシコ系アメリカ人によるギャング集団「スレーニョス」、サン・クエンティン州立刑務所受刑者を中心に結成されたストリート・ギャング「ブルドッグ」、ネオナチ、白人至上主義団体の「ホワイトプライド」の構成員が多く収容されており、血の気の多いギャングスターたちが、頻繁に問題を起こしていると伝えられている。
そのため、殺人事件も頻繁に起こっており、今年3月に窃盗罪で服役していた35歳の男性が、誘拐・強姦罪で有罪となった31歳の受刑者を絞殺。7月にも54歳の受刑者が31歳の同房者に絞殺され、48歳の受刑者も26歳の受刑者に殺害されている。
身長163センチと小柄なジョーだが、体重は100キロあり、総合格闘家としても活動してきた。「ハッスル」に登場しており、公式HPには「歌、踊りとも変態的」と紹介されている。故・橋本真也とも対戦し、負け続きだったが、カッとしたら何をするか分からない雰囲気を漂わせているとも言われていた。
もし、ジョーが同房者の殺人で有罪となった場合、死刑になる可能性も高まってくる。狭い房の中で一体何が起こったのか、続報が待たれる。
泉ピン子が主演できなそうな世界っすな~
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