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[ジャニーズ・メディアの裏側]

夏ドラマの視聴率番長は錦戸亮! ジャニタレ出演作を総ざらい

2011/10/04 08:00
夜遊び解禁でニヤつきが止まらない
錦戸さん

 木村拓哉主演『南極大陸』(TBS系、日曜午後9時~)をはじめ、KAT-TUN・亀梨和也が名作アニメの実写化に挑戦する『妖怪人間ベム』(日本テレビ系、土曜午後9時~)、嵐・櫻井翔が毒舌執事役を演じる『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系、火曜午後9時~)などジャニーズタレントメインの大型作品が目白押しとなる10月~12月クールの秋ドラマ。早くもさまざまなかたちでPR合戦が行われる中、盛り上がりも少ないままひっそり終了した感もあるのが7月~9月放映の夏ドラマだ。一般に、「夏の連ドラは視聴率が取れない」と言われるものの、果たして今年はどんな結果が出たのか。ジャニーズタレント出演作に注目して振り返ってみよう。

 まずはNEWS&関ジャニ∞・錦戸亮が出演し、ヒロイン・新垣結衣の相手役を務めたフジ月9ドラマ『全開ガール』。国際弁護士を目指すバリバリのキャリアウーマンが金なし、学なしの”イクメン”と出会い、はじめは反発しつつも惹かれていく……というストーリー。時代や役どころは変わっても、正反対のキャラクターのふたりが対立しながら徐々に距離を縮めていく展開は、月9のもっとも得意とするところ。視聴率は初回の14.6%(ビデオリサーチ、関東地区/以下同)から2話で一気に9.8%へと急降下したものの、その後は10~12%あたりをキープして平均視聴率 12.3%を記録。『大切なことはすべて君が教えてくれた』(戸田恵梨香、三浦春馬主演11.4%)『幸せになろうよ』(香取慎吾主演11.7%)と、今年に入ってからの月9は11%台から抜け出せず苦戦していただけに、今回はかろうじて及第点を獲得したと言えそうだ。

 一方、Kis-My-Ft2のデビュー曲「Everybody Go」を主題歌に、メンバーの玉森裕太、藤ヶ谷太輔、Hey! Say! JUMP・八乙女光が、ヒロインを奪い合うイケメンバンドのメンバーを演じたジャニーズドラマ『美男ですね』(TBS系)。日本でも人気を博した韓国ドラマのリメイクという点でも注目を集めたが、視聴率は初回から10.9%となかなか奮わず。一時は7.7%にまで落ち込んだが、オリジナル版の主演チャン・グンソクを本人役でゲスト出演させたり、ドラマ内のバンド「A.N.JELL」で中居正広司会の歌番組『カミスン!』(TBS系)に8回連続で登場させるなど、なりふり構わぬ猛プッシュが多少は功を奏したのか、視聴率も徐々に回復を見せ平均視聴率は9.94%で落ち着いた。今期、同じイケメンドラマということでなにかと比較されていた『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011~』が6.99%と惨敗に終わったことを思えば、ギリギリ面目を保ったかたちだろうか。ちなみに、10月5日には「A.N.JELL」のCD「A.N.JELL with 『美男ですね』MUSIC COLLECTION」がリリース。また、最終話にもゲスト出演したKis-My-Ft2・北山宏光に加え、内博貴、Kis-My- Ft2・宮田俊哉を主役に据えた舞台版『美男ですね』が10月8日より上演されることも決定しており、まだまだジャニーズ内の”美男旋風”は終わらなそうだ。

 また、主役ではないもののジャニタレが存在感ある脇役として登場したのが『華和家の四姉妹』(TBS系、平均視聴率11.45%)、『それでも、生きてゆく』(フジテレビ系、平均視聴率9.22%)の2作品。

 『華和家の四姉妹』で500人斬りのプレーボーイ役に挑戦したのは、NEWS・加藤成亮。これまで優等生役の多かった彼だけにこの”チャラ男”役は「似合わない!」「演技がわざとらしい」と酷評もあったものの、本人的には新境地を開くいい機会となったようだ。また、幼い少女が殺害された事件をベースに被害者と加害者家族の悲劇とその後の旅立ちを描いた『それでも、生きてゆく』では、Jr.の風間俊介が15年前に少女を殺害した”少年A”役を熱演。ジャニーズ内でも演技派として知られる彼の”狂気”を感じさせる演技に、まさかジャニタレとは思わずに震撼させられたという視聴者も多かったよう。瑛太や満島ひかり、大竹しのぶ、柄本明ら実力派の俳優陣に囲まれつつもひけをとらない演技力を見せつけた彼の今後に期待できそうだ。

 ちなみに、今クールのドラマでトップの視聴率を記録したのは、意外にも井ノ原快彦出演の『新・警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系、平均視聴率15.83%)。ただ、こちらはシリーズものでもあり、井ノ原の貢献度というよりは刑事たちのキャラやストーリーの勝利といえそうだ。

 ここ数年、キャスト主導のドラマが思うように結果を残せず、迷走している民放ドラマ。ジャニーズタレントが主役を演じた作品よりも、二番手に徹したものの方がよい結果を出す傾向も高まっており、「主役にこだわりすぎず、ジャニタレの使い方を考え直した方がいい」という声も浮上している。はてさて、期待の秋ドラマは一体どんな結果を残すのだろうか。

【2011年夏ジャニタレ出演ドラマランキング】
1位『新・警視庁捜査一課9係』(全体1位)
2位『全開ガール』(全体5位)
3位『華和家の四姉妹』(全体7位)
4位『美男ですね』(全体10位)
5位『それでも、生きてゆく』(全体11位)

『全開ガール~ディレクターズカット~ DVD-BOX』

いのっちゴイスー!


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最終更新:2012/07/24 22:50
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