“ご褒美”は独占取材? メディア懐柔で浜崎あゆみを陥れるエイベックス
16日に出演予定だった『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)特番生放送をドタキャンしたことにより、大騒動へと発展してしまった浜崎あゆみ。エイベックスの公式見解は「ニューヨークに滞在中にいん頭炎を患ってしまい、体調不良を理由に帰国便に搭乗しなかった」と報道を通じて示されていた。しかし浜崎はTwitterで「うちのスタッフが、何故か(便の時刻を)一時間遅く勘違いしてしまい全員乗れなかったの。その逃した便が唯一やっと(チケットを)取れていた便だったの」と、まったく相反する見解を明かした。
今回の一件で、かねてから浜崎本人がTwitterでたびたびつぶやいていた同社への疑問や不満が、完全に知られるところになってしまった。最近では自身のパチンコ台のプロモーション映像に対して「初めてみたよ」と意思の疎通が図れていないことを明かし、先日もエイベックス主催のイベント「a-nation」のトリを自ら辞退したことまでツイートしていた。
「現在のエイベックスにおいて、浜崎は完全な不良債権。CDリリースにしてもメディア展開にしても、回収には程遠い莫大な予算が掛かってしまう。しかしそれでも”歌姫”として君臨し続けられるのは、かねてから同社社長・松浦勝人氏の寵愛を受けているだけに『誰も物言いができない浜崎あゆみ』という社内構図が存在するためと報じられてきました。しかし現実には副社長以下幹部スタッフは、みな浜崎への不信感を募らせているようです」(ワイドショーデスク)
”社長案件”だけに手が出せない、社内でもやっかいな存在。しかし、今回の騒動に限っては彼女に同情する声も聞こえてきた。
「実はエイベックス社内では『実際はあゆのTwitterの内容が真実』だと感じているスタッフも多い。つまりエイベックスは『あゆがダダをこねて番組をすっ飛ばしてしまった』という筋書きが広まるよう、メディアを使って情報操作しているんです」(エイベックスに近い関係者)
浜崎がコメントした「スタッフのミスで帰国できなかった」ことが真実だとすれば、これまでの報道はすべて覆されてしまう。前出の関係者が続ける。
「エイベックスと親密関係にあるスポニチがドタキャンについて、一面で『AKB48にトリを奪われたことに腹を立てた』と報じたことで、完全に”リークだ”と気付きました。同紙は『浜崎は懸命に帰国便を探したと主張しているが「本気で帰ろうとする意思がどこまであったのか」と、疑問視する声がテレビ関係者から出ている』というコメントまで掲載していた。エイベックスがあゆに対して抱いている不信感を、そのまま言葉にしたかのような内容です」
いくら言うことを聞かないからと言って、自社の看板タレントにここまでしてしまうものなのか。エイベックスとスポニチの蜜月を裏付けるこんな証言も。
「かつてエイベックスと親密なメディアといえばサンスポといわれていましたが、最近は完全にスポニチに移行したようです。浜崎は帰国時に成田空港でマスコミに謝罪しましたが、実はスポニチの独占直撃の予定だったそうです。しかしたまたま他の取材でスポーツ各紙の記者が空港内を歩いていたところ、ワイドショーに出演する有名なスポニチ記者が張り込んでいたところを見つけ、独占は失敗となった」(スポーツ紙デスク)
浜崎が不利になる報道をしてくれた同紙に、見返りとして帰国情報を流したというところか。今後もこのような展開が続くのであれば、もはや浜崎とエイベックスは小競り合いを超えて、完全な潰し合いに発展してしまうだろう。浜崎の独立説がうわさされるのも、こうした裏側の社内抗争が次第に表面化してきていることが原因なのかもしれない。
ご褒美がショボすぎ!
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