カルチャー
映画『ホワイト』公開記念座談会に潜入!

整形・枕営業だって構わない! K-POP愛をひたすら語る座談会に潜入

2011/09/17 11:45
座談会に集まっていただいたみなさんです。中にはコスプレの方も!

 枕営業に整形手術、グループ内での陰湿なイジメ……、もはやタブーともいえるK-POPアイドルの裏側が描かれた映画『ホワイト』が、ついに公開される! 日本でも人気急上昇中のガールズグループ「T-ara」のウンジョンが主演を務めていることでも話題になっているこの作品。日本公開を記念してK-POPファンの座談会を行うというので、ファンの生の声を取材させてもらいました。良くも悪くも、今ホットなキーワードとなっているK-POPについて、熱く語ってもらいました。

<参加者>
ダイスケ 新宿で月2回、イベント「K-POP NIGHT」を主催。3年ほど前、カフェで聞いたのがきっかけでK-POPにハマる。キム・テウのファン。

ケイゴ T-araのボラムの熱狂的ファン。以前はハロプロなどの日本のアイドルが好きだったが、1年ほど前に少女時代のダンスレッスン動画を見て、K-POPに転向。

ナツミ T-araのダンスコピーユニット「M;name」のメンバーで、ウンジョン担当。K-POP歴は3年。T-araの以外では、miss A、Davichiなど、女性グループが好き。

エリカ T-araのダンスコピーユニット「M;name」のメンバーで、ヒョミン担当。K-POPにファン歴は4年ほど。現在はT-araが好きだが、BIGBANGや東方神起、少女時代、KARAなど、人気アイドルはみんな好き。

イツミ BTICK(SHINeeのダンスコピーユニット)のメンバーで、ジョンヒョン担当。1年前に友だちの家でBIGBANGのDVDを観て衝撃を受けたのがきっかけで、K-POPにハマった。

ヒトミ BBB(BIGBANGのダンスコピーユニット)のメンバーで、テソン担当。K-POP歴は8年。BIGBANGの所属先・YGエンターテインメントのアーティストが大好物。

マユミ BBB(BIGBANGのダンスコピーユニット)のメンバーで、G-DRAGON担当。3年半ぐらい前に母親と韓国旅行をして、ホテルでBIGBANGを観たのがきっかけでハマった。

――整形手術、枕営業、口パクなど、K-POPの闇の部分な要素が『ホワイト』ではたくさん描かれていましたね。

ヒトミ 口パクはあると思います。映画にも出てきたような、歌がうまい人が裏で唄って声を当てているとか。BigMamaっていうビジュアルはイマイチな実力派グループが、かわいい4人組アイドルのステージで声を当ててる内容のMVがありました(笑)。

マユミ 整形に関しても、衣装でマスクをつけてくるときは大概”お直し”後って言われるよね(笑)。

ダイスケ ありえる(笑)。でも、活動してない期間がちょっと空くと、「あれ? ヤった?」って思うことが多い気がする。不自然な骨折で「ケガをしてお休みします」とか言われると、整形か脂肪吸引だろうなって勝手に思ってた時期があった(笑)。とは言っても、女の子はメイクでも変わるから……と思って柔らかく受け止めるけどね。でもさ、どんなに顔が変わって脚が極端に細くなってたりしても、相変わらず歌がうまくてダンスもバキバキに踊るんだよ。歌とダンスっていう軸が絶対にブレないのが、K-POPのいいところだと思う。

ケイゴ 修正が効くところは、後でいくらでも直せばいいんだよ(笑)。レベルの高いパフォーマンスさえ見せてくれれば、ジャケット写真は全部Photoshop修正でも構わない。

――『ホワイト』ではアイドルの壮絶な裏側を描いたシーンがたくさんありましたけど、もし全部真実だとしたら、何が一番ショック?

イツミ ウンジョン(主役を演じたT-araのメンバー)が枕営業してるシーンがショックだった……。でもまあ、枕に関しては、ぶっちゃけ日本でもあるでしょ、きっと。

マユミ 韓国で売れてる子たちは(枕営業は)だいたい通ってきている道だって、聞いたことがあるよ。

ナツミ 私はユニット内での仲の悪さがショックだったなぁ。あんなに仲悪かったら嫌だよ~。

ケイゴ でも実際のアイドルグループが変なタイミングで解散の仕方すると、「やっぱ仲悪かったんだな」って思う。

ダイスケ 昔、「S#arp(シャープ)」っていう男2人女2人組のグループがいたんだけど、テレビ局のエレベーターの中で女子メンバー同士が大げんかして、そのまま解散したよね。『ホワイト』を見て、センターのとり合いでケンカしたんかなとか思っちゃったよ。

――映画の中で、衝撃を受けたシーンはどこでしたか?

ファンも驚くほど韓国芸能界の裏を描いた
『ホワイト』(C)2011 CJ E&M CORPORATION.
ALL RIGHTS RESERVED

ダイスケ 地味に歌番組のシーンもビックリしなかった? 女性アイドルが1位になったときに、MCの男性が「あとで連絡する」ってボソってささやかれてたところ。

ケイゴ 実際の歌番組でも、女性グループが1位になったときに必ず近寄ってくる男性アイドルがいるじゃない? 誰とは言わないけど(笑)。「今晩待ってるよ」とか言ってるのかな?

エリカ センターをとるためには、いろんな方面での努力や争いは必要なんだね……。

ヒトミ 枕とかイジメとか、妙にリアリティーがあって本当に怖かった。あと、ダンサー出身のアイドルがバカにされるっていうのは知らなかったからビックリしたなぁ。

イツミ 僕は『ホワイト』の男性グループ編が見たい!

■嫌韓流には興味がない、それより新曲を覚える方が大事

――皆さんはイベントライブで、さまざまなK-POPアイドルのファンを見てきていると思いますが、それぞれのファンに特徴は?

ケイゴ BIGBANG(以下、BB)や2NE1が好きな人って、普段着る服もメチャクチャ派手になるよね。街を歩いてるだけで、”あ、BBペン(=ファン)だろうな”ってわかるぐらい(笑)。

マユミ 確かにそうですね。なんかもう感覚が麻痺してくるんですよ。

ダイスケ ダンスカバーユニットの衣装を見ていても、BBや2NE1とかはやっぱりちょっと衣装のはじけ度合いが激しいと思います。なりきりたいっていう思いが強いのかなぁ。

イツミ 僕はファッションもひっくるめてのK-POP LOVERなので、原色とかアニマル柄とか着るようになった。前はヒョウ柄のパンツなんて抵抗があって絶対着なかったのに、今は普通に着るようになっちゃったよ。周りの友だちにも”どんどん韓国人っぽくなっていくね”って言われる……。

ダイスケ 僕はファッションにはあまり興味ないんだよね。イベントを主催してると、いろんなアイドルのペンに会うけど、東方神起ペンはとにかく熱狂度が高い。暴れ具合がすごいんだよ。スピーカーに上りだしたりとか(笑)。BBペンの皆さんは清く正しくアーティストに心酔してる感じ。掛け声も完璧でペンライトの振り方が揃ってたり、ノリ方にすごい統制がとれてる印象。

ケイゴ BBペンは意外にイイ人が多い(笑)。見た目派手だけど。

ダイスケ BEASTペンは、ちょっとヤンキー臭がする。レディース感がちょっと漂ってるよね。

ヒトミ それ、わかる(笑)!

ケイゴ でもヤンキーの目にとまるのが、日本でのブレイクの条件なんだね。KARAや少女時代も日本デビュー後についたファンは、ヤンキーっぽい人が多いし。

ナツミ JYPエンタテインメント系(2PMなどが所属)のファンは、ちょっと年齢層が高いイメージ。こないだJYP Nation(JYPのアーティストが総出演したライブ)に行ってきたんだけど、私の周りの席の人はおひとり様率が異様に高かったなぁ。40代ぐらいの人とか会社帰り風のアラサーのお姉さんとか。

――K-POPが盛り上がっている一方で、韓流ドラマの過剰放送やK-POPアイドルのゴリ押しでフジテレビが批判されたりもしていますよね? そういった一部での嫌韓流的な流れはどう受け止めていますか?

ナツミ 気にしてないですね。

マユミ 私も、けっこうスルーしてます。

イツミ 僕は単純にK-POPの音楽が好きで聞いてるだけなのに、そこを国籍とか歴史の問題とかでバッシングされるのはナンセンスだと思う。なんか淋しいです。歴史のことはそんなに詳しくは知らないけど、なんか淋しいです。レディー・ガガとか、他の国の洋楽はバッシングされないのにおかしいですよ。

ケイゴ 「そもそもみんな、そんなにテレビ好きなの?」って思っちゃうよ。個人的には、韓流ドラマをいっぱい放送されていてもそんなに見ないし。デモとかまでしてまで、「オレの大好きなフジテレビ、目を覚ましてくれ!」みたいな情熱を注げるのが逆にスゴいと思います。僕は熱心なテレビファンじゃないから。

ダイスケ 正直、僕らにとってはテレビの歌番組でK-POP特集が組まれてても「今さらですか?」みたいな情報ばっかりだしね。でも過剰にやりすぎると、出る杭は打たれるみたいな感じでたたかれるんでしょうね。

ナツミ 熱くなっちゃってるK-POPファンとネトウヨの人が言い争いになっていたりもするけど、私は興味ないです。そういうのに気を向けてるヒマがあったら、ダンスの練習しますよ(笑)。

ケイゴ 僕も。だったら新曲のMV見ますよ。日本でのK-POPでの状況なんて、どうでもいいし(笑)。新曲映像の解禁を待ってる方が、よっぽど有意義。

――K-POPを愛する皆さんとしては、とにかくステージで最高の姿を見せてくれれば、他は気にしないと。

エリカ はい。基本的にはクオリティーの高いパフォーマンスを見せてくれるなら私たちは何でもいいです!

ケイゴ 枕営業してても整形してても、イイものはイイからね。本人がそれを望んでやったのであれば、問題ないでしょ。

ダイスケ そうだね。『ホワイト』に描かれていたみたいに、センターをとりたいと思って全員が必死にやっているから、あれほどのハイレベルなパフォーマンスになるんだろうし。

ケイゴ 日本のアイドルグループって、センターになれる子が最初から決まってるけど、韓国はそうじゃないから。全員がセンターを目指して歌もダンスもがんばって、あわよくばソロデビューを……みたいな気持ちでレッスンしているから、それがK-POP自体の底上げにつながっていると思う。だから今後も応援したいよね。
(遠藤麻衣)

『韓国芸能界裏物語―K‐POPからセックス接待まで…禁断の事件簿』

整形と枕営業までは日本芸能界でも確認済みです


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最終更新:2011/09/17 11:45
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