「『世界に一つだけの花』が大きすぎた」、SMAP愛と現状を語った草なぎ剛
今回ツッコませていただくのは、ゲストに「準レギュラー」草なぎ剛を迎えた、9月11日放送分『SmaSTATION!!~SMAP全46シングル1曲残らず完全大公開SP~』(テレビ朝日系)。
SMAPのデビューからすべてのシングル曲をVTRで見せる構成だったのだが、気になってしまったのは、ワイプに映る草なぎ剛の声が聞き取りにくかったこと!
本来は音声を切って、リアクションをワイプで見せるだけで十分の構成だが、草なぎが「素」の状態でVTRを見ながらしゃべりまくっているだけに、その解説がもっと聞きたくなってしまう。
例えば、デビュー3年目で初めてオリコン1位をとった「HeyHeyおおきに毎度あり」について、
「なんでこの曲、一番だったんだ? ってのありますよねー」
と素のコメントをしたかと思いきや、「俺たちに明日はある」では、
「すごい好き。カラオケで一番歌う。あまり音程気にしなくて、勢いで歌える」
などと素人のようなコメントをさく裂。「セロリ」では、早口で全部きっちり歌いきる香取慎吾と、途中で諦める草なぎの対照的な姿が映し出され、「よく(早口で)言えるねー」と、まるで他人事のよう。
にもかかわらず、木村拓哉がアップで映るたびに、
「木村くん、カッコいいなー、このリーゼント」
「髪の毛長いなあ、木村くん」
「このとき木村くんが~」
などなど、一般ファンのようなコメントを何度も連発。さらに、
「バスケは木村くんと中居(正広)くんがもともとうまくて、いちばん下手だったのが慎吾」
「(「胸さわぎを頼むよ」)この曲はライブでほぼやったことない、かわいそうな曲」
「(「SHAKE」)この曲は少年隊のニシキ(錦織一清)くんが一番好きだって。ピチカート・ファイヴの小西(康陽)さんも好きって」
などの豆知識も小さな声でボソボソと入れてくる。
この番組を見て改めて痛感したのは、草なぎのSMAPへの愛情の強さだ。VTRを見ている草なぎが昔のことを詳細に覚えていすぎるのも、あまりテレビを意識せずにボソボソと小さな声でしゃべりまくるのも、まるで「SMAPおたくの人」のようだ。
草なぎが「木村くんに怒られる、注意される」などの発言を聞くたび、「SMAPでは萎縮していて、『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)が草なぎのホームなのだろうか」と思っていたけれど、草なぎ自身がメンバーでありながら、きっと緊張感・畏怖も含めて、木村のファンであり、大のSMAPファンなんだろうなと感じてしまう。
それだけに、切なかったのは、時系列にシングル曲を紹介したせいで、「世界に一つだけの花」以降がやや迷走気味に見えてしまうこと。
「『世界~』があまりにも大きすぎたね」(草なぎ)
「それ以降のシングルが、ちょっと難しく考えてしまったよね」(香取)
改めて振り返っても、SMAPのオーラはやっぱり他グループとは別格。なのに、なぜか最終的に「あのころはよかった」みたいな結びになってしまったのが、ちょっと惜しまれます。
(田幸和歌子)
つよぽん、ちゃんとコレ予約した??
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