“いっちょかみ”女・矢口真理、『スタジオパーク』で上から目線トークがさく裂
8月22日に放送された『スタジオパークからこんにちは』(NHK)。ゲストは矢口真里。番組内でも「テレビで見ない日はない」と紹介されていた。矢口のイメージといえば、一定の位置固めをしてその位置をキープし続けていたら、周囲がなんとなく沈んで、モーニング娘。元メンバーで一番の勝ち組になっていた、といったもの。
そんな矢口の足跡を、まずはモー娘。時代から振り返っていき、過去のVTRが流れるわけだが、
「セクシービ~~ム!」
「アチャー!」
「カモン!」
と、かけ声パート多めのVTRに。この矢口の代表作(?)のひとつ、胸元でつまんだ指を前に出す振り付け「セクシービーム」について、ひとくだりトークする。
「今はもう、結構出るんですけど」
「ビーム出すのに結構時間かけましたし」
何の話をしてるのかよくわからなくなってくるが、このセクシービームはもともとFUJIWARA・原西の「チクビーム」というギャグを、つんくがパクッて誕生したと解説した矢口。しかし。
「すいません、つって。こっちがちょっとなんか先にやっちゃいました、みたいな感じで謝って」
へりくだってるようでいて、「なんか」とか「つって」とかで、絶妙な目線を自然に獲得しているところがさすが。「当時の知名度、私と原西さんでは全然違ったし」という意味に取れそうな勢いです。そんなわけで、
「今は、アタシのモノになりました。はい。」
とのことだそうだが、これを聞くNHKアナの、
「セクシービームもメジャーですもんね、今はもう」
というのも、どんな返しだ。これに対して、再び”矢口目線”からの答えが。
「今のとこは、はい」
「これからもしかしたら、”チクビーム”出てくるかもしれないですけど」
って、完全にFUJIWARAに対してネエさん目線になっちゃった。
この矢口ポジションが大きくさく裂したのが、5月に結婚した夫との生活についてのトークの時だ。まだ新婚3カ月ということで、「ダンナさんが初めてごはんを作ってくれた」とか、「皿を洗ってくれたはいいが、ギックリ腰になってしまった」とか、初々しい新婚トークを披露してくれていると思っていたら、
「ホントにね、男性の人にはいつまでも忘れてほしくないのは、一言のお礼の気持ち」
「一言でいいから、毎回言ってほしいなって思います」
「それだけで家事の疲れとかが吹っ飛ぶというか」
って、アレ? 新婚さんから、いきなりベテラン主婦みたいな立ち位置に大きくジャンプしちゃった。やっぱりさまざまなジャンルに幅広く興味を持つ矢口さんだけに、夫婦の道のツボも、あっという間に見極めたのでしょう。
「ぜひ奥さんに言ってあげてください!」
と、やぐっちゃんからの、全国のダンナ様へのアドバイスでした。だけど、番組の最後に得意料理を聞かれたときに、ここでもびっくりするような矢口ポジションの料理についてのコメントがあるかと思ったら、
「いまんとこは、ないです」
「得意になれるようにがんばります」
と、ここはとても謙虚なのでした。
(太田サトル)
やぐっちゃんの処世術、本にすべきだよ!!
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