やっぱり似たもの夫婦だった! 大桃美代子・山路徹の”商品価値”
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第82回(7/7~7/12発売号より)
オセロ・中島知子の激太りの影に井上陽水との不倫、そして怪しい女性霊能士の存在が! 先週の「週刊文春」(文藝文春)のスクープは、これまでの中島をめぐる疑問を見事に氷解させてくれるものだった。それにしても芸能人やプロスポーツ選手、それに政治家も含め、占いやらスピリチュァルに嵌まる輩が多い。人気という目に見えない”空気”、時代の流れ、スポーツではちょとした不注意での怪我が人生を左右する。一種”運”が大きく作用する世界だからこそなのか。すがりたくなるのだろうか。
1位「大桃美代子さんと行く! 縁切り神社でBE HAPPY」(「女性自身」7月26日号)
2位「美智子さま 驚きのエアコンルール」(「女性セブン」7月21日号)
3位「菅伸子さん 義母の認知症”悪化”で『長男の嫁』と介護バトルが!」(「女性自身」7月26日号)
「女性自身」は今号で創刊2,500号を迎えるのだとか。その記念に韓流スターサイン入り生写真や、キム・ジョンフンのファン・ミーティング招待、有名人と○○出来る権利(例えば川島なお美のダイエット料理を食べられたり、荻原博子の家計診断を受けられたり)など、多くの感謝企画が目白押しだ。
そんな「自身」の記念すべき号の、巻頭カラーグラビア企画の一つがこれ。「大桃美代子と縁切り寺社」である。いいのか、それで。笑える企画ではあるのだが、こんな企画を引き受けた大桃はやはりタダモノではない。いや、大桃だからこそ当然受けたのか。実際「これまでの悪縁を切って自分を幸せにしましょう」と編集部が声を掛けたところ、「私にぴったりの企画をありがとう」と大桃が応えたらしい。恐るべし大桃。東京の陽運寺、豊川稲荷東京別院といった縁切り寺社を廻る大桃のカラーグラビアが堂々と掲載されている。かなり楽しそう。
しかもその後、大桃のブログを見て、さらにビックリ。「ご住職を見てびっくり! もの凄いイケメン。183センチくらいの長身で、若い」なんてはしゃいでいるのだ。結局既婚者だと分かり、妻と子どもも含めて4人で記念撮影していた。懲りていない――というかタダでは転ばないというか。
こんな大桃の姿を見て、どうしても重ね合わさてしまうのが、前夫・山路徹である。昨年末~今年正月で大桃、山路、麻木久仁子の三角関係バトルが勃発したことはあまりに有名だが、その後3者3様にこの騒動を”ウリ”にしている。
特に山路はすごかった。バラエティーに出まくり、”愛の伝道師”との異名を得る。最近でも江頭2:50のネット番組で、恋愛指南&自分の自慢を延々開陳する。近々「モテる理由」(仮題)なる本を出版するとのウワサもある。
そして元妻の大桃も負けてはいなかった。『即決!ワケありネエさん』(フジテレビ系)、『男子禁制!ワイドショー・女子会ラ・シーネ』(TBS系)、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)など次々にテレビ出演。三角関係騒動を”全面に出して”の大活躍だ。
騒動以前、ダントツの知名度を誇っていたのは麻木だ。しかし騒動後、山路・大桃元夫妻は知名度、露出度ともに大きく上がった。お金のなかった山路さんもこれで少しは収入が安定しただろう。そして今、あの騒動を眺めていた全員が思っているはずだ。奴らは似たもの夫婦だった、と。大桃は「自身」が写った写真に実筆でこう書いている。「良いも 悪いも 人生のスパイス」。どこまでもポジィティブな大桃であった。
久々に天皇ご一家を取り上げたい。世は節電ファッショである。電力会社や政府は「15%節電しないと大規模停電の危険が」と国民を恐怖で支配しようとしている。だが原発事故直後の計画停電実施は「原発がないと大変なことになる」という電力会社・政府の脅しであり、また現在の「電力が足りない」という文句にしても同様であると思っている。最近になって多くのメディアも「ピーク時でも電力は足りる」という検証を始めた。まっとうな姿勢だ(とはいえ、民放も節電のために輪番停電して放送時間を縮めろとの声が大きくなったから慌てて、との見方もあるが)。
従順で辛抱強い日本人はお上から「節電しろ」と言われれば、多くは従うように努力する。それが日本の国民性だ。それが日本の象徴・天皇陛下一家ならなおさらだ。3月、天皇ご一家は皇居が計画停電区域に入っていないにも関わらず、自主的に電源を切っていた。その頃は寒かったが、「厚着をすればいいだろう」と。そして35度を超える猛暑が続く今、20%の節電を目標にしているという。
「セブン」によると、気温が30度を超えた6月下旬、美智子さまは「28度に設定されている冷房のスイッチをお切りになった(略)。いくらか時間がたつと、再びスイッチをお入れになった」という。美談ではあるが、危惧もある。それが熱中症だ。「セブン」も、「周囲が熱中症対策などこまめにチェックをし、配慮を怠らないようにしないと」と周囲への苦言を呈す。天皇陛下、皇后さまは共に70歳以上のご高齢だ。高齢者は熱中症になりやすい。
だがこうした皇室の節電の話を聞いて「天皇陛下がそんなに節電に努力なさっているのなら、もっと自分たちも」と追随する高齢者がいるのではと危惧する。皇室にはお付きの人など多くの目がある。だが独居の高齢者にはそれがない。同じように冷房を切るのは自殺行為だ。
そんな事態が続発しないためにも、電力会社そして政府は一刻も早く”本当のデータ”を出すべきだ。そして節電するにしても、一律ではなく年齢などの条件をつける必要があるのではないか。食の汚染が深刻化しつつある。だとしたら子どもや妊婦は”西日本など絶対安全なもの”を優先的に、逆に放射線の影響が少ない高齢者は “少しは汚染されている可能性のあるもの”を自分で選べるようにする。そうすれば将来の健康被害を少しは食い止められ、また農・酪農・漁業関係者の損害も少しでも減らすことができる。一律にする必要はないのだ。
電気にしてもしかり。高齢者や幼児は節電の必要なし(本当は国民全体にないと思うけど)。そして電力も複数の電力供給会社から選べるようにする。原発事故を引き起こした日本にあって、せめて必要な選択肢を広げなければ大変なことになる、と再度認識させられた記事だった。
こんな下らない事情こそが、菅直人が総理の座にしがみつく理由かも、と本気で思ってしまった記事である。
菅直人首相は公邸で実母と妻・伸子夫人と暮らしている。実母は認知症で介護を必要とする。公邸は大変便利だ。24時間医務官が常駐しているから。日本国の首相の健康状態を管理するためだが、ついでに義母も診てもらえる。それだけでなく伸子夫人は長男の嫁を呼びつけ、義母の介護を手伝わせていた。が、嫁は妊娠――。こんな状況で公邸を出れば伸子夫人の負担は計り知れない。だから出たくない。
普通の状況なら「まさか」と笑い飛ばしてしまう話だが、菅直人のわけの分からなさを見ると、本当かもと思えてくる。恐妻家だからって――日本の将来が怖い。
本書く前に介護を。
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