指でグイグイ来い! 異国・オマーンで童貞オマニガイとのほろ苦い一戦
前回でお話したとおり、セックス未経験のオマーンの大学生と幾日か過ごした最終夜、「僕とヤレる?」と聞かれ、なんとなく返答せずにかわしたつもりだったのですが……。この子と何もなく終わるのも寂しいな……と思って、「マッサージしてくれる?」って言ってみたの。
「じゃあ、そっちのベッド行ってもいいの?」
「本当にちゃんとしたマッサージよ」
「分かった」
そしてマッサージが始まり、だんだんと彼のボディタッチがソフトになり、「これは間違いなくヤルな」と思った。でも、ふとコンドームを日本から持ってきてないことに気づいて、もちろん相手も用意はないだろうし。セーフティーセックスが信条だけど……でも、もういいや! って背中のマッサージをしてくれてる彼を振り返り、キスから始まってしまいました。
キスはあんまりうまくなくて、やっぱりまだ若いなって感じだった。23歳の欲望がとにかくすごくて圧倒されたね。でさ、普通だったら胸から徐々に愛撫の手が下がって行くけど、なかなか下に降りないんだよ。やっと手が下部に到達してからも、なんか不慣れなの。こっちは「指でグイグイ来い!」って気持ちなのに、サワサワ撫でる感じなのね。これがイスラムのセックスなのか、と思いながら、でもこれだと私が快感を得られない。それなら、今日はこの子が女の子にされたことがないような快感を私が与えてあげようと、口でしてあげてみた。早かったね、もう1分じゃない。発射まで何ストロークかって世界です。
彼は発射してもまだヤル気がすごくあったけど、「私はセーフティーセックスじゃなきゃできないから」と何度も説得。でも、ほんと悔しい! あの形と大きさのバランスがすごくいい感じだったから、「これ私の好きなカタチだわ、欲しい……」って欲望が溢れ出して我慢するのが辛かったわ~。やっぱり次から旅にはコンドームを持っていかないとね。まさか海外でそんなことが起こるとは思わないけど、毎度何かしら機会があるんだよね。
彼は最後に「僕2回もイッたよ」とうれしそうに言ってきた。どうやら、愛撫の最中に一回イッてたようなの。よほど興奮していたんだね~。なんかベッドの足元が湿っぽいな、とは思ってたけど、原因はそれだった。
彼は私が帰国してからも「I miss you,Reiko」ってメールを送ってくれたり、東日本大震災のときもメールがきたり、とても心がキレイで優しい子。ヤらなかった関係だからこそ思いも美しいまま。でも次はちゃんとコンドームを持って会いにいこうと思ってます。
プラム麗子(ぷらむ・れいこ)
山形県出身、都内在住のカメラマン。年に数回、海外旅行に出掛けては様々なブラックメンと親睦を深めている。アフリカ系からアジア系まで、褐色の肌であればより好みせずトライする、重度のブラックメンオンリー。
『大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 (講談社プラスアルファ新書)』
さすがの池上さんも知らないはず
【バックナンバー】
・vol.07 セックスしてるけど、中には挿れてない!? オマニガイの性事情に驚愕!
・vol.06 芯があるけど周りはソフト。全体がパンパン。日本人とブラックガイのアノ硬さ!
・vol.05 ブラックガイとの初めてのセックス! 衝撃だったあの感触に魅せられて……