平成ノブシコブシ・徳井健太のぼんやり具合に”苦虫かむ”のはあの人
番組で紹介される際の一番の売り文句が、「ピースのライバル」って一体……。
5月30日の『しゃべくり007』(日本テレビ系)にゲストとして出演した、平成ノブシコブシ。登場するとき、「本日のゲストはピース最大のライバル芸人です!」と言われていたが、逆に言えば、「ピース最大のライバル」→「すごーい!」と思われるぐらい、ピースはすごいということなんだろう。
今絶好調のピースに、”スリップストリーム”状態(高速で走る車の後ろに着くと楽に走ることができる)で、利用してやるというのは、ある意味正しい。だから、平成ノブシコブシ吉村崇も、ピースのブレイクに対して、「苦虫かむとはこのことだ」「もう悔しくて」と言ったり、「綾部が天狗になった」「業界用語を使うようになった」「スターぶる」と悪口を言ったりして笑いをとる。これは、ピースありきの笑いだ。自分らがブレイクする前に、ピースがこけたら(ないでしょうけど)どうするのか。
ここで、ノブコブについて知ってることを考えてみると、「自称・破天荒キャラ」「脇を楽器みたいに鳴らして演奏する」「シャツを引っ張って破る」「小林旭の真似をする」……あたりが思いついた。全部吉村の方だけど。そんな「ブレイク直前」の平成ノブシコブシを迎えた『しゃべくり』側は、主にくりぃむしちゅー有田哲平が、「一番オモシロイもん」「最も面白いです」「(共演すると知って)あっ! 生で見れるんだ」と、褒め殺し的ヨイショを連発。
吉村が、芸人は自分を追い込んでナンボということから、家賃30万円のタワーマンションの29階に引っ越した(先月の給料が家賃を下回っていきなりピンチらしいが)と言えば、
「天下取った人は違いますね」(くりぃむしちゅー上田晋也)
「よっ、今太閤!」(ネプチューン原田泰造)
と、結局、”絶賛売り出し中”のテーマ以外ではトークの広げようがないように見えてしまう。こんな感じで中盤まで吉村一人でしゃべって頑張っていたが、途中からは結婚していたことも相方にずっと言っていなかったりと、何事も「聞かれないから答えない」という癖のある、ぼんやりした相方・徳井健太いじりで流れが変わった。トークをしている中での思わぬ告白。
「今は徳井なんだけど、一回母方の名字になった時があってさ……」
1年弱にわたって、名字が違っていた時期があったという。しかも、コンビ結成後の話だというから、一斉にツッコミが入るが、それに対する徳井のコメントはといえば、
「信じてたんですよ、親が復縁するって……」
意味不明だけど、この不可思議問答で、とりあえず笑いをとりまくった。そんなわけで、「またもう一回番組に来てもらえれば」と言われてひと安心のノブコブだったが、有田いわくその意味は、
「ピースの場合は、羽ばたいたからもう一回(来てもらいたい)」
ノブコブの場合は、
「お前らマジで大丈夫か!?」
だからもう一回、ということらしい。とりあえず、笑いはとったけど、ドッカンドッカン笑いをとったのは相方の徳井。ピースに続いて、相方までもが吉村の「悔しさを感じる相手リスト」に加えられたりして。
(太田サトル)
『平成ノブシコブシ 初・単独ライブDVD 御コント~今宵の主役はどっちだ~』
親が復縁した経緯を知りたい
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