矢沢あい原作『Paradise Kiss』、まさかのエンディングに「ショック」の声続出!?
国民的大ヒット作品『NANA』(集英社)を生み出したマンガ家・矢沢あい。数ある作品の中でもフリークな女子たちの間で人気が高いのが、今回映画化される『Paradise Kiss』(祥伝社)、通称”パラキス”なのだ。
受験勉強がはかどらず、頭を抱える主人公・紫(ゆかり)はある日、ファッションの専門学生たちから自分たちの作った服のモデルをやってくれないかと頼まれる。洋服作りを”お遊び”だとバカにしていた紫だが、彼らの夢に対するひたむきさや情熱に触れるうち、自分の生き方に疑問を抱き、自分の意思や夢を持ち始めていく。
矢沢あいのマンガが、どうしてこんなにも女子のハートをつかむのか。華麗な世界観、キャラクターの魅力など理由はいろいろあるだろうが、なんといっても主人公が成長していく姿にあるだろう。矢沢マンガの主人公は必ず挫折する。思い通りにいかない、どんなに強く思ってもかなわない、そんな”現実”が主人公にのしかかる。大した努力もせず夢を叶えたり、好きな男の子と両思いになったり、そんな甘いことは許してくれない。彼女らは失敗しながら、時に過ちを犯しながらも、立ち上がって前を向いて歩いていく。そんな姿に女子たちは共感し、涙するのだ。
6月4日公開となる実写映画版では、勝ち気で美人な紫役に北川景子、クールで美意識の高いジョージ役に向井理と、今最も旬な二人が共演ということでも話題になっている。ジョージの良き理解者であるイザベラ役を演じる、人気上昇中の若手俳優・五十嵐隼士の女装姿も、気になるところ。しかも、実写映画版ではコミックとは違う”まさかまさか!?”のエンディングになっているらしく、ひと味もふた味も違う、ハッピーな気持ちになれるかも!? また、スクリーン上だけでは表現しきれない、それぞれのキャラクターの心境を知るのに、ノベライズ版も併せて読むのがオススメ。お気に入りキャラの裏側の顔を垣間見ることができるかも。雨が続いて気分も浮かないこの季節には、映画&ノベライズで”パラキス”の豪華絢爛で情熱あふれる世界により深く浸ってみてはいかがだろう?
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