「何なんですかね？ あれは」木村拓哉が嫌煙ブームにヒトコト
折からの嫌煙ムードに加え、昨年10月のたばこ税増税、さらに東日本大震災の影響で国産タバコの一部銘柄が出荷停止……と、愛煙家にとっては厳しい状況が続く今日この頃。これを機に禁煙しようと考える人も多いようだが、SMAP・木村拓哉もそのひとり。もともと喫煙家で、愛娘がいるため家では吸わないものの、外では一日にかなりの本数を消費しているという木村。自身も思うところがあったのか、年末発売の雑誌では「禁煙しようと思っている」と決意表明していたのだが……。
18日放送の『STOP THE SMAP』（文化放送）に寄せられたのは、「その後、禁煙はどうなりましたか？ 木村くんには長生きしてほしいので成功を祈っています！」というリスナーからの質問。これに対し「はい、2011年は禁煙しようと思ってる。確かに言いました！」と認めた上で……
「あの～、やっぱね、撮影現場行っちゃうとダメなんですよ。家での本数はめちゃくちゃ減ったんですけど、現場行っちゃうとダメなんですよね」
「何なんだろうな？ 撮影現場行くとね、知らないうちに吸ってますね。リズムを整える中で必要なことなのか何なのか分かんないけど」
と、ルーティンワークになってるようで、禁煙はあえなく失敗した模様。とはいえ、不思議なのは決意を全うできなかった悔しさがあまり感じられないこと。まるで本気で禁煙する気がなかったようにも感じられる。
「ジャニーズタレントの喫煙率は一般人よりはるかに高いと思いますよ。まったく吸わないと言われているのはSMAPの稲垣吾郎、V6の三宅健と長野博、関ジャニ∞の丸山隆平くらいで、非喫煙者を数えた方が早いほど。タバコ率が高いのはストレスがたまりやすい環境と、テレビ局のスタッフに喫煙人口が多いことが大きく影響しているでしょうね。舞台やツアー中は吸わないV6坂本昌行、関ジャニ∞渋谷すばるのほか、SMAP香取慎吾や草なぎ剛、関ジャニ∞横山裕のように禁煙に成功した者もいますが、ほとんどがなかなかやめられない。特にヘビースモーカーなのがSMAP中居正広と関ジャニ∞村上信五で、どちらも『やめる気はない』と断言してます。まあ未成年のファンも多いですし、事務所も人目につかない場所で喫煙するよう指導しているようですが……」（テレビ局関係者）
そんな環境にいれば、「どうしても手が伸びてやめられない」という木村の主張も的外れではないのかも？ 喫煙と禁煙の間で揺れ動く木村だが、なんとなく反発を感じているらしいのが、じわじわと広がっている嫌煙ムード。
「脚本の中に『タバコに火をつける』とか、そういうのがものすごい減ってきてて。何なんですかね？ あれは」
実際、ウォン・カーウァイ監督の映画『2046』（2004年）に出演した際には、監督から「将来的にタバコは禁止される。喫煙者は世の中からすぐに疎外され、偏見をもたれる」と言われたそうで、
「ふざけんなよって思いながら撮影してたんですけど、若干そのにおいはありますよね。ほんとに」
なんだかんだ言ってタバコと喫煙を愛しているらしき木村。禁煙騒動の結論として、
「実際問題、恐ろしく値上がりしてるしね。1箱400いくらでしょ？ ほんのちょっと前まで250円だったのに、倍に近いですもんね。うーん。きっと（今後）どんどん高くなり、吸う人も減り、どんな世の中になっていくんだろう。俺、そんときやめられるのかな。……どうなんだろ」
と、いつもきっぱりしている彼には珍しく歯切れが悪いコメント。これはよほどのことがないとやめられないような気がするのだが……、くれぐれも健康には気を配ってほしいものだ。
静香もやめられなそうだしね
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