「表現者」のボーダーはどこ? 水嶋ヒロの肩書き問題に迫る
本名の齋藤智裕名義で応募した小説「KAGEROU」がポプラ社小説大賞を受賞し、小説家デビューを果たした俳優・水嶋ヒロ。俳優は廃業するのか、それとも小説家としてすでに次回作の執筆に取り組んでいるのか。その後の活躍について注目が集まっていた。
結果として、水嶋が次に選んだステージはエイベックス所属アーティスト「GIRL NEXT DOOR」の新曲「Silent Scream」のミュージックビデオの原作と脚本の仕事。特別出演も果たし、作品中で俳優復帰することも明らかになった。さらに最近ではライフスタイル誌「GLOBAL WORK」(講談社)の編集長にまで就任、多岐にわたる仕事で好調だ。
そんな中、4月13日放送の日本テレビ系『Oha!4 NEWS LIVE』の著名人の誕生日を紹介するコーナーに水嶋ヒロの名前が挙がり、その肩書きが「表現者」となっていたことが話題になっている。確かに俳優業に小説執筆、何かを表現する立場であることには違いないが、肩書きにするには斬新だ。
首をかしげたくなる”肩書き”として例を挙げると、酒井法子の元夫・高相祐一氏は「”自称”プロサーファー」。薬物事件で酒井が失踪中、高相氏の職業についてマスコミからの問い合わせが日本プロサーフィン連盟(JPSA)に殺到。同連盟は「プロサーファーとして公認登録しておらず、JPSAとは一切関係ありません」(※実際は記録に残っていたことが後に判明)とコメントしたことから”自称”がつくこととなった。さらに元サッカー日本代表の人気選手・中田英寿に定着した肩書きは「旅人」。引退後は世界中を旅していた中田氏だが、「元Jリーガー」ではなく「旅人」を選んだ理由については様々な説がささやかれている。
では、水嶋はなぜ「表現者」なのか。昨年水嶋が日本テレビ系のニュース番組に出演した際に「あえて肩書きをつけるなら”表現者”」と話していたことはあったが、その席で肩書きについての表記統一でもなされたのだろうか。なぜ「マルチタレント」にしなかったのか?
「誕生日コーナーでは著名人の選定はランダムで行われており、また各著名人の肩書きは担当者がその都度テロップを作成しているのが一般的です。水嶋本人が『表現者』の肩書きを指定してきたとも考えづらいですし、単に担当者が好みでそうしただけでしょう」(ワイドショー関係者)
つまり、担当者が水嶋の「これからは表現者」発言を鵜呑みにした、あるいは深く考えずに書いてしまった、ということか。19日正午現在、水嶋のウィキペディアを見ても「日本の俳優、小説家、表現者」と明記されており、その肩書きはしっかりと人々の記憶に刻まれることになった。表現者としての今後の活動にも、注目していきたい。
「発明家」とかDO?
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