「タレントの価値はゴミですか?」ジャニーズがファンに異例のメールを送信
「募金活動にもかかわらず、ボタン、コイン、ゴミを平気で募金箱に入れる。この活動に参加したタレントの価値はボタンですか? コインですか? ゴミですか?」
「ルールを守らない 他、そんな方のため、やむを得ず中断をしたり募金に並ぼうとしている方をお断りしなければならなくなりました。こんな方がいなければもっとたくさんの方が参加できたと思います。」
4月12日、ジャニーズ事務所からファンクラブ会員向けに送られた1通のメール。そこには募金イベント「Marching J」へ参加してくれたファンへの”感謝の言葉”とともに、静かな怒りを込めたこんな文章が記されていた。
既報の通り、4月1日~3日に開催されたこの募金イベントには、SMAPからジャニーズJr.まで総勢84名が登場。およそ39万人のファンを動員し、大きな話題を呼んだ。が、その一方で暴走するファンの”マナー違反”を嘆く声が浮上していたのも事実。今回のメールはそんな一部のファンに向けて、事務所サイドが苦言を呈した形だ。
「実際、会場でボタンやゴミを入れているファンを何人か目撃しましたが、小学生や中学生じゃなく、みんないい大人でしたよ。そういう人に限って、列から動かずに流れを乱したりしているんだからあきれますよね」(20代のジャニーズファン)
ちなみに、このメールには上記の文章以外にも、
「この日だけではなく、普段のタレントの移動の際も同様です(中略) 全タレントが、少しでもいろいろな形で皆さんの近くに行き、皆さんの声を聞きたがっています。その邪魔をしないでください、タレントに怖い顔をさせないでください」
「注意書きのチラシや、隠し撮りの写真をインターネットや違法店舗で売っている人がいます。買わないでください。買う人がいるから、売る人がいます」
と普段の生活の中でのファンのルール違反も併せて記されており、事務所もタレントも非常識なファンにはあらためて怒り心頭のよう。
これまでにもコンサート会場で呼び掛けたり、ジャニーズファミリークラブにタレントによる”苦情”メッセージが張り出されたこともあったが、残念ながら効果はほとんど見られないようだ。また、つい最近もそんな事務所やタレントの思いを踏みにじり、善意を悪用する人が出現している。
「数日前、被災地に住んでいるファンに『会報等をきちんとお届けしたいので、現在の居住所をお知らせください』という案内が届いたんです。その用紙の裏には、タレントが直筆で応援メッセージを書いてくれてて。もちろん印刷だけど、すごくうれしかったです。ただ……やっぱりこんなときでも稼ごうとする人って居るんですね。早速ネットのオークションにコピーが出品されてました。しかも、あんなに『買わないで』って言われてるのに、入札してる人も居たのが悲しかったです」(被災した20代のファミリークラブ会員)
ちなみに現在の入札金額、嵐とYOU&Jで1,500円ほど。被災者への応援メッセージを金もうけの種にするとは、もはやファンのルール違反では済まされないような気もしてしまう。
当然ながらこうした行為が続けば、今後、チャリティーイベントの開催が実現できなくなる可能性も高いと言える。日本を救おうとアイドルたちが立ち上がった「Marching J」。この前代未聞のイベントを機に、ジャニーズファンのモラルも問われることとなりそうだ。
サイゾーの写真は法的にクリアです
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