「いい人と思われるのもヤダ」極秘炊き出しをした中居正広の本音
4月7日、福島県郡山市にある避難所を「極秘訪問」したSMAPの中居正広。白いニットキャップにサングラス、大きなマスクで完全に顔を隠して黙々と作業を手伝っていたが、最後には正体がバレてしまいサングラスを外してあいさつ。「SMAP中居です。今日はプライベートですから……」と控えめに語りつつ「みんな元気に明るくいきましょう!」と激励の声をかけ、避難所を後にしたという。
この日の訪問は、中居の地元の友人や個人的に親しいスタッフら十数名が「チーム」を結成して行ったもの。中居のオフである7日に合わせて前日から都内の量販店などで買い出しを行い、早朝に都内を出発してロケバスと2tトラックで現地へ向かったようだ。
プロの料理人によるちゃんこ鍋、焼き鳥、ラーメンの炊き出しに加え、シュークリーム、フルーツ、お菓子など現地でいま求められている食料を事前にリサーチして大量に差し入れをした。また、子どもたちにはニンテンドーDSやラジコンなどのおもちゃ、大人にはタバコやマッサージチェアなどがプレゼントされ、避難所には久々に明るい笑顔が溢れたという。
「7日の午前中『福島県内のデニーズでチーム中居が休憩していた』という目撃情報が浮上し、『中居くんがついに被災地へ向かったようだ』といううわさがファンの間でちらほらと飛び交いました。その後、避難所にいる方がツイッターで『SMAPの中居クンが郡山養護学校の避難所に炊き出しに来てくれました!子供達にDSやラジコンもプレゼント!アリガトー!!』とつぶやいてくれて、やっぱりって。本人はこんなふうに報道されることなんて望んでなかったとは思うけど、とにかく中居くんやお友達の行動力には頭が下がるばかりです」(三十代の中居ファン)
3月26日に放送された自身のラジオ『Some girl’ SMAP』(ニッポン放送)では今回の震災について触れ、
「オレ、いま友達とチームを作って、どこまで行けるかな? って調べてて。あっちで炊き出しっていうか、豚汁やカレーぐらいだったらオレにも、作れるんじゃないかなぁ? と思って。(中略)でもこんなふうに言ってても、結局まだ行ってないんですよ。結局行ってない。行かなきゃ意味がないなって思うんだけど。口でみんな『かわいそう』とか『何かしてあげたい』って言っててもね」
などと語っていた中居。実は3月下旬にすでに訪問の計画は立てていたものの、買い占めにより都内でも物資が不足していたこと、仕事の都合がつかなかったこと、現地の様子が(日帰りで帰ってこられるかどうか)分からなかったことなどから断念。今回はさまざまな要素がそろい、ようやく実現できたようだ。
ちなみに今回、共に現地へ向かったあるスタッフのブログには、
「物資の代金は俺ぢゃない。こゆとこでポンっと出せる 色んな意味でデカイ男にならなければ」
との記述もある。当然ここに中居の名は記されていないが、物資購入の資金がどこから捻出されたかは、あえて書かずとも分かるだろう。
「いい人だと思われんのもヤダし、いい人を装ってんじゃねぇよって言われんのもヤダ。でも今回の事態はもう、オレの自分の評価とかを考えてる場合じゃないなって。いい子ぶってると思われたとしても、少しでもやろうって人がひとりでもふたりでも増えたらいいなって」(『Some girl’ SMAP』3月26日放送)
ネット上では彼の今回の行為を「偽善」「江頭の二番煎じ」などと揶揄する声もあるが、結果的に日本一多忙を極めるアイドルが顔を見せてくれたことで救われた被災者も少なくないはず。まずは彼の行動力を素直に賞賛したい。
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