掟破りの羽鳥慎一アナ「テレ朝の革命」番組にかけた覚悟
日本テレビから電撃移籍を果たした羽鳥慎一アナが司会を務めるテレビ朝日系新番組『モーニングバード!』が初回最高視聴率7.5%と好発進した。1%の視聴率上昇でさえ困難と言われる朝のワイドショー枠で、この数字は驚異的だ。
「前枠の『スーパーモーニング』(テレビ朝日系)は、同時間帯では最低視聴率が定位置でした。同枠の平均視聴率はフジテレビの『とくダネ!』が首位で8%後半ほどで、近年では日テレの『スッキリ!』が健闘していて7%後半。扱うニュースなどによっては『とくダネ!』を抜くこともありました。その下に、TBS系『朝ズバッ』が5.5%前後、そして『スパモニ』は最終回でさえ4.3%です」(ワイドショー関係者)
羽鳥アナの電撃移籍は「移籍後半年間は休業する」というテレビ界のルールからは外れたものだった。掟破りであることを理解した上で、それでもテレビ朝日は視聴率の上昇に執念を燃やしたようだ。
「『スパモニ』関係者はみな焦りを隠せなかったようですね。『モーニングバード!』が始まるにあたり、上層部からは『まったく視聴率に貢献しないスタッフ勢は必要なのか?』と度々プロデューサーらに会議で詰め寄られていたようです。特に芸能担当は全員外されるという話もあったそうです。禁断の掟を破ってまでもスタートさせる『テレ朝の革命』をかけた番組ですし、相当な人材整理が検討されたそうですよ」(前出関係者)
実際にはスタッフの入れ替えは多少あったものの、『スパモニ』からそのまま『モーニングバード!』に移行したスタッフも多数移籍している。羽鳥アナ効果による高視聴率が続いてくれれば、彼らも一安心というところか。また、番組の名前に羽鳥の愛称「バード」をそのまま使って大きく売りにしているように、番組内容も羽鳥のキャラを全面に押し出している。3月末に退社したことにより早くも古巣になってしまった日テレについてもネタにしていた。
「第一回放送では、街頭レポートを行う羽鳥アナに視聴者が『ズームインはしないの?』と突っ込んでいました。羽鳥アナは苦笑しながらも『大人の事情があって終わりました』と答え、さらにそのやり取りがオンエアされました。二回目でも『羽鳥アナの日常生活を紹介します』として、『オンエア終了後、帰宅してから『スッキリ』を見ながら晩酌をしていたのが、現在は『徹子の部屋』を見ながら晩酌をしています』と笑いをとっていました」(テレビウォッチャー)
番組の制作発表会見では「うまくいけば僕のおかげですが、失敗したら僕のせい」と話していた羽鳥アナ。自分の身だけでなく番組全スタッフ、ひいてはテレビ朝日の将来をも担うことになってまで挑んだこの番組、さて今後の展開はいかに……。
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