ショーン・ペンと波乱の結婚生活を送ったロビン・ライトの”女優”力
――夢中になった映画やドラマに出演していた、あの人。パタっと見なくなったけど、やっぱり気になる~!! そんなアナタのために、サイゾーウーマンの海外特派員・JULIEが、噂のあの人の仕事からプライベートまで、現地で情報をかき集めてきました!
■今回のターゲット
ロビン・ライト(『フォレスト・ガンプ/一期一会』のジェニー・カラン役など)
激動の1950~80年代のアメリカを舞台に、IQが人並みほどもない主人公が、波乱万丈な人生を駆け抜ける感動の名作映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』。「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」というキャッチフレーズで知られるこの作品で、トム・ハンクス演じる主人公が子どものころから一途に思いを寄せるヒロイン役ジェニーを演じたのが、ロビン・ライトです。ジェニーは、父から性的虐待を受けながら育ち、付き合うのはDV男ばかりで、やっと主人公と幸せを手に入れたものの、不治の病に倒れ亡くなってしまうという、悲劇にまみれたキャラクター。とても難しい役どころでしたが、ロビンは見事に演じ、女優としての株を大きく上げました。業界からも「美しいルックスに頼らず、体当たりの演技をする女優」と評価され、この作品でゴールデン・グローブ賞にノミネートされています。
ロビンは、その美ぼうとスリムな体型を生かし、高校時代はモデルとして活動していました。アメリカだけでなく、日本でも仕事をしたことがあるそうです。44歳になった今でも、スリーサイズは84・61・86と見事なプロポーションを維持していますが、本人は「かなり厳しい食事制限をしているわ。適度な運動も欠かさない」とインタビューで明かしており、努力は怠らないそうです。
高校卒業と同時に女優を目指すようになったロビンは、あっさりと国民的昼メロドラマ『サンタ・バーバラ』へのレギュラー入りを果たしました。この作品で、4年間にわたり億万長者の娘という人気キャラクターを演じ、それを足がかりに、映画界へと活躍の場を移し、『フォレスト・ガンプ』で世界的に名が知られるようになったのです。『フォレスト・ガンプ』に出演する4年前の90年に公開された犯罪スリラー『ステート・オブ・グレース』で、ロビンはショーン・ペンと共演。制作前に顔合わせをした際、ショーンがあまりにもそっけなかったため、ロビンは「実は私、あなたと何度か会ったことがあるのよ」と怒ったそうです。会ったといってもイベントなどで挨拶した程度だったそうですが、ロビンは、初対面じゃないのだからもっとフレンドリーに接してほしいと思い、言ってしまったのだとか。ところがショーンは、この言葉に「あぁ、会ってるな」と回答。続けて「君が何を着ていたかも覚えてるさ」と、彼女が着ていたドレスの色や柄、イヤリングや指輪まで、細かく言い当てたそうです。驚いたロビンは、「ものすごくスピリチュアルな感覚に陥り、そして、ショーンと恋に堕ちた」と告白しています。
すぐにショーンと同棲を始めたロビンは91年4月に長女ディランを、93年8月に長男ホッパーを出産。しかし、バツイチであるロビンは、浮気癖の抜けないショーンと結婚することに二の足を踏み続けました。けんかをすることも多く、別れ話もよく出ていたそうです。しかし「飛び込まなくちゃいけない!」と決心したそうで、96年8月27日ついにショーンと結婚しました。
結婚後、2人はサンフランシスコ北部に引っ越し、子どもたちは公立校に通学。ロビンは、「たくさんの映画出演のオファーを受けたけど、子育てを優先したくて、ほとんど断った」そうで、年に1~2本ほどしか映画に出演しなくなりました。とはいえ、厳選して仕事を請けたため、キャリア的には順調で、ケビン・コスナー主演の『メッセージ・イン・ア・ボトル』(99)、ブルース・ウィルス主演の『アンブレイカブル』(2000)、アンソニー・ホプキンス主演の『ベオウルフ/呪われし勇者』(07)での演技は好評でした。「ショーンと私は色々なキャラを演じて、子どもたちを楽しませてきたの。2人で『オズの魔法使い』を演じたこともあるのよ」など、家庭円満エピソードを披露してきたロビンですが、結婚後もショーンの浮気に関する噂が絶えることはありませんでした。シエナ・ミラーなど大物女優の名も浮上し、タブロイドを賑わせています。ロビンは、映画監督や脚本執筆に挑戦するショーンを「素晴らしい才能の持ち主」と支え、応援してきましたが、別れ話は頻繁にしていたそうで、07年12月にとうとう離婚を申請してしまいます。
申請から数カ月間、2人は話し合いを重ね夫婦としてやり直すことにしたものの、09年4月にショーンが法的別居を申請。この申請は翌月に取り消されたのですが、8月にロビンが再び離婚を申請。「もう、やり直すつもりはありません」という声明を出し、2人は10年7月に正式に離婚しました。ロビンが離婚を決意したのは、ナタリー・ポートマンとの浮気だとか、娼婦と3Pしている現場を見たからだとか、いろいろな憶測が飛び交っていますが、「ショーンと結婚したことは後悔していない」「これまでの人生に悔いはない」とサッパリしたコメントを出しています。
ロビンは離婚後、子どもたちも手がかからない年齢になってきたことから、女優として積極的に活動すると宣言。10年は、ロバート・レッドフォードが監督する『The Conspirator』に出演。エイブラハム・リンカーン暗殺事件の共謀者として死刑となったメアリー・サラット役を熱演し話題となりました。プライベートでも『ハート・ロッカー』のプロデューサーで7歳年下のグレッグ・シャピロと交際をし、エレガントな大人のカップルとして注目を集めました。グレッグとは先日、破局してしまいましたが、今でも良い関係を保っているそうです。
「ハリウッド的に見ると、私は成功者ではないわ」と謙遜するロビン。確かに大きな賞を取ったことはありませんが、業界では高く評価されており、オファーが途切れることはないそうです。今年もすでに3本の映画に出演する契約を結んでおり、ダニエル・クレイグ、ブラッド・ピット、スティーヴ・ブシェミら大物スターとの共演が決まっています。派手ではないけれど、抜群の演技力で強い存在感を放つ名女優ロビン・ライト。今後も、彼女の活躍から目が離せそうにありません!
JULIE
海外生活20年以上の、海外芸能ジャーナリスト。 ゴシップサイトやタブロイド紙を毎日巡回中。ルーペ・ヴェレスからレディー・ガガまでイケる雑食系。世界各地から情報を取り寄せ、粘着質的にリサーチするのが大好物。
夫婦共演作
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