「non-no」女子が無敵だった! 「an・an」が弾きだした黄金の女性像
学生は春休み真っ只中とあって、電車も街中も、平日の日中なのに遊びにでかける若者で溢れています。春休み明けの新生活に緊張している新社会人、高校卒業したてで一人暮らしに浮かれている新大学生、転職先での新上司や新同僚、いろんな出会いが待ち受ける4月を迎え打つような今号の特集は「恋は初対面で決まる。」。新たな出会いがあるとしたら、コンビニのバイト店員にニューフェイスが加わることしか期待できない筆者ですが、いつ誰に出会いがあるか分かりませんからね、「an・an」で学ばせて頂きます!
<トピックス>
◎恋は初対面で決まる。
◎2011年度版”合コン”最強マニュアル
◎女子に激売れ(はあと)ツボ商品大集合!
■一番モテるのは「non・non」だって!?
いつの間にか、「an・an」内で恋愛の師匠というポジションに成り上がった、ロンドンブーツ1号2号の田村淳と森川友義教授が黒板の前に立ち、読者に講義をする体のトビラページから始まります。第一印象は「0.1秒で決まる」なんて知られたネタから、「男は見た目、女は”中身”に恋をする」「人は視覚情報に55%も頼っている」「まずは自分を分析して、『セルフプロデュース』を」と、特集の要点が黒板にまとめられています。そこから、お得意のアンケート結果の発表。男が「もし恋人なら、周りの人に紹介したい、第一印象抜群のタレント」は加藤夏希、次点にベッキーだそうです。芸能界に需要があることが解せなかった二人ですが、こういう男に求められていたんですね。合点。そんな加藤夏希とベッキーを愛する男たちに初対面で間違いなくウケる黄金の女性像を、「an・an」が導き出しましたよ!
黒髪セミロング、身長155~160cm、おっとり安らぎ系の口調、さりげないネイルの手元にナチュラルメイクでドキっとするようなシンプルな小さめピアスで、ワンピースを着用している女性ですって。まんま女子アナですね! 視聴者の目に一瞬しか映らなくても、不快じゃなくて好印象を残さねばならないのですから当然か。さらに驚くことに、「non-noやminaなどの親しみやすい服装が好きなのだそう。第一印象を良くするには、non-noがバイブル?」なんて記述も! まさか「an・an」が他誌アゲするとは。と言うか、アンケートに回答している男性の年齢を見て薄々感じていたのですが、読者の対象年齢が20歳前後になっている模様。「an・an」は「non-no」と併読できる雑誌を目指しているのでしょうか?
■合コンは試合だ!
合コンの場にも積極的に食い込み攻略しようという「合コン最強マニュアル」。まず男性陣の合コンへの思いを見ていきましょう。「メニューで悩んだり、最初にレモンサワーみたいな搾る系を頼むのはやめて~!」(27歳・デザイナー)、「お嬢様の風の服装にスカーフがたまらない」(31歳広告代理店)、「ミニスカートが基本でしょ」(27歳、メーカー)などなど。これが世の男性のデフォルトなんですか? ネタであることを切に願います。
合コンの実践アドバイザーとして下ネタアイドル集団(?)「あやまんJAPAN」が登場しています。合コンをサッカーの試合と見立て、キックオフ(自己紹介)、前半戦、後半戦、延長線(2次会)での戦い方をコーチング。「ひとりひとりが明確なキャラクターを持ち、それを全員が把握していること。それによって的確なパス好感が生まれるのです。その上で、ある程度メンバーを固定して試合を重ねていけば、連携がスムーズになりますよ!」「一番重要なのは、まず自分たちが楽しむこと。それが相手にも伝わり、最終的に全員が一体となってコールを叫ぶような試合になれば、最高の気分!!」って、それ合コンじゃなくて宴会じゃ……。とにかく、「non-no」を目指して、あやまんJAPANのアドバイスで合コンに望めば、この春は無敵だってことですね!
この他、表紙に登場している二宮和也のグラビアとインタビューや、ユニクロの洋服についての林真理子センセのコラム、東日本大震災の被災者に向けた、マガジンハウス的著名人の方々からメッセージが紹介されていました。そして来号は、血液型特集! もはやお家芸の血液型特集の内容を、戦々恐々として待っています。
(二宮まい)
ノンノかぁ……
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