“いま売れてる”ピースでウザいのはどっち? 文学少年の仮面が危うい!
今回ツッコませていただくのは、3月27日放送分『スクール革命』(日本テレビ系)に登場した”いま売れてる”ピース。
吉本興業主導の「いま売れてる」芸人は、事務所のプッシュによる急速な露出の増やし方などから「ごり押し」とネット上で言われ、嫌われることが多い。ピースの場合もまさに典型で、これまでは前へ前へと出ようとする出しゃばりトークや、如才なさ、何にでも首をつっこもうとする「ニセ・品川(祐)さん」状態によって、綾部祐二が主に反感を買っていた。「又吉(直樹)は面白いのに、相方がウザい」のような声も多く聞かれていたが、最近それを疑問視する声も増えている。
今回の『スクール革命』にも、「名作からマンガまで知って得する本の世界」のテーマで登場したが、終始カンペを読んで解説するばかりで、質問されると「それは皆さん、視聴者の皆さんにも宿題です」とオロオロする綾部には、アンタッチャブル山崎弘也などから「泣きそうになってるじゃん」とツッコミが入り、笑いが起こっていた。
だが、『北斗の拳』が出ると、得意げに「あべし!」と誰でも知ってるフレーズを叫び、すぐさまHey! Say! JUM八乙女光に「ひでぶ!」と返されてしまった又吉は、赤くなって沈黙するだけ。最新ベストセラー作品についても、「印税は」「お金はいろんな動きを」などと呟くだけで、本好きとも思えないし、笑いも起こらないし、相方・綾部に「コイツどうしたんでしょう」とフォローされていた。
この番組を見て改めて強まったのは、以前からうすうす感じていた又吉への疑問――又吉って実は中学生とかにありがちな「自称文学少女ちゃん」と同じなのではないかということ。
そもそも誰もが知っている、読んだことのある「太宰治」ばかりを連呼するところに、「もしかして?」という疑惑がある。さらに語彙の貧弱さにも「もしかして?」。と思ったら、ネット上にも以前から以下のようなコメントが多数見られる。
「又吉もつまらん事がわかった 雰囲気だけじゃんw」
「太田(爆笑問題)が一番嫌うタイプだぞ 又吉みたいなニワカで薄い文学好きって 特に、太宰を携帯の待ち受けにしてるような奴は」
「基本的に、そんなに才能がない あるように見せかけるのは上手いけど 女子中高生と腐女子は騙せるけど、男と業界人は騙されないって感じ」
「大好きな太宰のライブも終始薄っぺらで失笑もの だったらしいし」
又吉をあえてジャンル分けするなら、サトエリとかと同じ箱に入るのかも? ただし、「ブサイクに見せてるだけでホントはイケメン」説も多いことだし、「薄っぺらな文学臭のイケメンさん」だったら、女子の人気を獲得したのも納得です。
(田幸和歌子)
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まさかサトエリだったとは
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