カルチャー
一方で暗い兆しも?

出版不況の勝者・宝島社で、シンデレラ級のぶっ飛び昇格

2011/03/27 11:45
「mini」2011年4月号(宝島社)

「まさに”シンデレラストーリー”ですよ。一介のアルバイトから編集長ですからね。社員も全員驚いてましたよ。こんな人事があるんだってね」(宝島社ファッション誌編集者)

 現在、不況と言われる出版業界の中で、ひとり勝ちをしていると言われる宝島社。付録やムック本で売り上げを伸ばし、看板雑誌「sweet」の部数は100万部を突破している。

「昨年末のボーナスも、ほとんどの社員が数百万円という破格のボーナスをもらってました。契約社員やアルバイトにもボーナスを出せるくらい、儲かっているんです。今はイケイケで、会社全体が何をやってもいいという雰囲気になってますね」(広告代理店関係者)

 そんな中、2月の人事で、冒頭のような驚くべき人事が行われたのだ。

「新しく『mini』の編集長に、元『sweet』のアルバイトの女性が就任したんです。その人は30歳の女性で、明るく、会社内外でも評判は上々。しかも自ら立候補したというのだから、相当な自信があったんじゃないでしょうか」(宝島社スタッフ)

 彼女が立候補するにあたっては、さまざまな理由があったというが、

「一番大きいのは、既存のファッション誌の売り上げ低迷による編集長シャッフルにあったようです。また、『GLOW』と『リンネル』の創刊で、既存の編集部からも人が異動して、人手不足になってしまった。それで、彼女が立候補したようです。直前までは別の人が候補に挙がってたようですが、スタッフの反対にあって流れたと聞きました」(前出・スタッフ)

 その宝島社、「GLOW」と「リンネル」の創刊で好調かと思いきや、「今期は広告費の使い過ぎで赤字になるようです」(宝島社社員)と、その勢いに少し陰りが見えてきたよう。元アルバイト編集長の頑張りに期待したいものだ。

『STYLE BOOK』

「ぶっ飛び~☆」


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最終更新:2013/04/04 00:37
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