義援金額の大きさより継続的な支援を……ペナルティー・ワッキーらも路上カンパに
巨大地震の被災者への義援の和は芸能界でも広がる一方だ。支援の気持ちは金額の大きさで計るものではないが、どうしてもそこに目がいってしまう。「彼女らはメンバーで5億円」「誰々は2億」「彼だって1億円らしい」「彼女も5,000万円以上」なんて話が蔓延してしまった。そして、次は、「あの人が1億なら、あの人は?」「最低でも3億円じゃないの」「何であの人の名前が出てこないの」という囁きが流れ出した。先手必勝というわけではないが、出遅れてしまった人はここまで額が上がってしまうと出しづらい。
行動で十分という考えもある。東京・新宿ルミネ前の路上で、義援活動を続けていたグループがあった。ルミネtheよしもとに出演中の芸人たちだ。すぐに目に入ったのが「ペナルティー」のワッキー。雨の中、声を枯らして募金を訴えていた。これも立派な支援なのだ。今回の災害は、一度や二度の支援ではすまない。数年に及ぶかもしれない。忘れないためにも、続けていくことが大切だ。たしかにポンと何億も義援できる人も必要だが、「コツコツ長く続けないといけない」と、誰もが感じているだろう。
私も、出演している「レインボータウンFM」の呼びかけを応援しているし、長く続けていきたい。すでに、第一弾として受け入れ先の福島・矢吹町に義援金と物資を届けた。金額的には、数十万円単位だが、この先も10~20回と続けばいい。台湾では、チャリティー番組で40億円を越える日本への義援金を集めたという。日本もAKB48を中心にJ-POPのチャリティーコンサートをドームなどで開催すれば、5万人以上を動員できる。演歌の世界では、北島三郎を中心にした歌手が日本武道館でコンサートをすれば1万人は集まる。チャリティーコンサートも続けることができれば、台湾の40億円は軽く越える。自粛、自粛で、イベントさえも行われない状況だ。でも、どこかが打破しなければいけないのだ。
義援活動の中で、物資も重要な役割を果たしている。乾電池、ラジオ、毛布、缶詰などなど。被災地にはありがたい。だが、ゴミになってしまうものもある。贈りたい気持ちは分かるが、下着などはやめたほうがいい。相手の身にもなってあげて欲しいと思う。芸能ニュースが流れる平和な日が早く来るように。