嵐よりSMAPより、多くの人に感動と勇気を与えたジャニーズのあのグループ
東日本大震災後、コンサートで使用するはずだった発電機搭載の電源車2台、機材運搬用の11トントラック5台、軽油2,000リットルの燃料を被災地に提供したり、チャリティーCDの発売やイベントの開催など全所属タレントが参加する被災者支援プロジェクトを立ち上げるというジャニーズ事務所。
事務所を挙げてのプロジェクトにはまだ準備時間を要しているのか、比較的身動きのとりやすいグループ単位での行動が被災者や災害に不安を感じているファンに勇気を与えている。嵐は、3月20日放送分の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、全員が黒いスーツに身を包み、メッセージと「果てない空」の歌を贈った。SMAPは21日の緊急生放送『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、「世界に一つだけの花」などを歌い、被災者へのメッセージやエールを贈っていた。
また、SMAPと嵐ばかりが大きく報道されるなか、ひそかに話題となっていたのは、18日に放送内容を変更して放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)だった。タッキー&翼やFUNKY MONKEY BABYSなど、多数のアーティストが出演していたなかで、意外にも「一番グッときた」などと言われていたのが、NYCの「勇気100%」だった。
「若い僕たちに今できることは小さいことしかできない、今から歌う『勇気100%』で明るさ笑顔を届ければいいと思います」
冒頭は、山田涼介のこわばった表情でのコメント。しかも、最初は上下白い衣装で登場したにもかかわらず、歌のときには白Tシャツ+ブラックデニムに着替えてきた彼ら。非常に地味な装いと固い表情で、ミスマッチな明るい曲を全力で歌い・踊る様子には、なぜか不思議な力があった。
ネット上でもジャニーズファン以外の「この曲ってこんなにいい曲だったっけ……?」「『勇気100%』って今までなんとなく聞いてたけど、よく聞くとすげえいい歌だな……」などの声が続出していたほか、この不思議な”力”について「幼いっていうか曲とダンスがマッチしてなくてウケたけどなぜか泣けた」「技術とかビジュとかを超えたものはちょっとあったと思う」という意見も見られた。
ところで、NYCはPVはダンスが主軸になっているものが少ない。もともとダンスの得意な山田涼介、アクロバットなどの得意な知念侑李はともかく、「一人ズレてるときがある」と言われる中山優馬は、「ユメタマゴ」メイキングDVDの中で、「(ダンスがなくて)助かった」などとポツリと漏らしているほど。
にもかかわらず、この日の『ミュージックステーション』での3人のダンスは、ピタリと合い、キレもあって、相当の気合が感じられた。技術だけでは表現できない、強い気持ち――まだ10代のNYCに励まされた人も多いようだ。
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