スーザン・ボイルがコメディエンヌで大成功!? スキンヘッドで大ハッスル
昨年、「海外で最も売れたイギリス出身アーティスト」に輝いたスーザン・ボイル(Musicweek.com調べ)。セカンド・アルバム『ザ・ギフト~夢の贈りもの』が370万枚も売れ、今やイギリスを代表する大スターとなったスーザンが、先日国民的チャリティー番組に出演し、お笑いコントに挑戦。素晴らしい内容だったと大絶賛されている。
スーザンが出演したのは、イギリスのチャリティー団体「コミック・リリーフ」が主催する番組『Comic Relief 2011』。「コミック・リリーフ」は、1985年にイギリスのコメディー脚本家たちが、「世界中の貧困に苦しむ人を救うため、何かおもしろいことをして募金を集めよう!」をコンセプトに設立したもので、毎年3月にイギリス全土で行われるチャリティー活動である。赤い羽根ならぬ赤い鼻を付けることから、「レッド・ノーズ・デー」とも呼ばれ、当日には、英放送局・BBC1でコメディアンや有名人がコントを披露する特別番組『Comic Relief』が放送される。
3月18日に放送された『Comic Relief 2011』にサプライズ出演したスーザンは、85年に4週間連続して全英チャート1位に輝いた、イギリスの国民的歌手バーバラ・ディクソンと、イギリスのミュージカルの女王エレーヌ・ペイジのデュエット・ソング『I Know Him So Well』のミュージック・ビデオをカバーしたコントに登場。スーザンはバーバラになりきり、エレーヌに扮した人気コメディアン、ピーター・ケイと共に熱唱した。
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コントは、オリジナルのミュージック・ビデオに忠実に制作され、要所要所でギャグが取り入れられているという高度なもの。基本的に、ピーターがお笑いを担当していたのだが、焚き火の前でさすらいながら歌うシーンでは、スーザンも串刺しした大きなソーセージを焼くなど積極的な姿を見せてくれた。
バーバラは、大ぶりなカーリーヘアが魅力の実力派歌手なのだが、スーザンの髪は、コントを通してどんどん大きくなり、最後は巨大なアフロに。ステージから去るシーンでは、ピーターの「早くブラ外したいわぁ」という言葉に「じゃ、早くしなくちゃ! あたしも紅茶飲みたいし」と返し、ピーターの「ズラは外しちゃダメよ」という言葉を無視してアフロを外し、見事なスキンヘッドを披露するというオチでしめられていた。
ピーターは49歳のスーザンより12歳年下のコメディアンなのだが、2人とも強い北部訛りで息はぴったり。スーザンは、ピーターから「ぜひ、あなたと『I Know Him So Well』を歌うコントをしたい」と書かれた手紙を受け取り、番組への出演を決めたという。スーザンとピーターがカバーした『I Know Him So Well』は、22日にシングルとDVDとしてリリースされ、こちらの売り上げも同団体に寄付される。
誰もが笑いながら気軽に参加できるチャリティー・イベント「コミック・リリーフ」。今年は、史上最高となる7,436万ポンド(約98億円)の義援金が集まったと発表された。地元メディアは、スーザン・ボイル効果が絶大だったのではと報じている。
スーザンはいつだって希望の光
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