「日本で一番パンダに詳しい」アナウンサー、安住紳一郎の本当にすごい所
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎だから安住が好き
上野に来た新パンダの日本名を当てたと意気揚々のTBSアナ・安住紳一郎。日本におけるパンダ命名の慣例、他国の施設も含めての存命中のパンダの名前情報、世論の流れを汲み、中国名寄りの名を予想するなど、挙げた根拠には確かに説得力があり、「日本で一番パンダに詳しいアナウンサー」との自負もなるほど納得。しかし、肝心のパンダを上野に見に行ったことは今まで一回もないそうな。愛や感情一滴もナシ、ただ知識のみ、ってところがさすが安住イズム。さかなクンとは違うわな。そこが安住の安住たる所以なのだが。誉めたつもりが、そう読めなかったら失礼。
◎ご冥福をお祈りします
「冥土から復讐してやる」。もう完全にホラー映画のキャッチコピーだよなぁ。「性奉仕→自殺」と、全く同じ境遇を演じた映画が遺作になったり、ものすごい大物が接待リストに名を連ねてたり、証拠の手紙持ってる男が刑務所にいたり。ドラマとしての緩急がもう完璧。脚本家いらんわ。それにしても、31人、100回の接待の様子が、相手の名前、回数、場所といったシチュエーション全てが詳細に記録されていると聞いて、ふとジェームス三木を思い出してしまった。すみません不謹慎でしたね。あの人今どうしてんだろ。
◎予報は信じても大丈夫
今日(3月10日)NHK7時のニュースの気象コーナーで、アナウンサーが半井小絵さんに「今日晴れてたので薄着で出かけてしまって失敗しました。寒かったですねぇ」つってた。昨日あんだけ半井さん「明日は寒い」つってただろ! これはもう「オメーの言うことなんか、だーれも聞いてねぇよ」という、局をあげての見下り半ってことなんだろうか。二週続けてネタにするほど半井さんに注視してるわけじゃないんだが、見る度粗末に扱われてるもんで、つい。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】
・なべやかん騒動以来のカンニング事件で、鍵を握るネット界の大物
・あの休日について、アンタッチャブル山崎弘也がいま語るべきこと
・磨きのかかった大女優・藤原紀香に注がれる芸能人からの熱い視線