解散もやむなし!? 芸能界の老舗「石原プロ」が自転車操業
かつては国民的大スターの故・石原裕次郎さんが率い、現在は渡哲也が社長を務める「石原プロモーション」。今後事業を縮小していくという。
「一部週刊誌が3月解散という話をつかみ、裕次郎さん亡き後に同プロの実質的トップの1人にあたる小林正彦専務に取材したところ、小林専務は『解散はしませんが、商売としては今後縮小してゆく』と事業の縮小を認めました」(芸能プロ関係者)
その背景として、かつてに比べてのタレント数の大幅な減少や、小林専務と裕次郎さんの未亡人・石原まき子さんとの確執がささやかれている。
「テレビ朝日系で本格的なアクション刑事ドラマ『西部警察』が大ヒットしたころは、寺尾聰、峰竜太、石原良純らと所属タレントも多かったんですが、現在はわずか7人。渡、舘ひろし、神田正輝は高齢化し、後継者としてオーディションで獲得した徳重聡は伸び悩んでいます。また、2年前に国立競技場で開催された裕次郎さんの二十三回忌法要が終わったあと、まき子さんが『あの人(小林専務)はいつまでパパの名前で商売するのか? もうそろそろやめてほしいんだけど……』と周囲に漏らしていたんですよ。あの大法要にかかった費用は30億円とも言われていますが、小林専務があのイベントのために、事務所が貯めてきた”埋蔵金”をパッーっと使い切ってしまったから、事務所はもはや”自転車操業”状態だとか」(同)
何よりも、同プロの経営が傾いた最大の要因は金だったようだ。
「2003年の裕次郎さんの十七回忌法要のイベントでは、メインスポンサーが宝酒造、オートバックス、武富士で、当時3社は多大なるバックアップをしていました。毎年、事務所の新年会でお年玉を配るのと、熱海での盛大な納会が恒例行事でした。ところが、武富士がさまざまな問題で経営不振に陥ったためスポンサーを離れ、ほかの2社からのバックアップも縮小されてしまったため、莫大な資金が必要な映画製作が不可能になってしまいました。ドラマを自社で企画・制作することもままならなくなってしまったとか」(ドラマ制作関係者)
石原プロが企画・制作を手がけたドラマにはこんなエピソードがあったという。
「石原プロのドラマとテレビ朝日は昔から繋がりが深いですが、テレ朝は石原プロの最大限のわがままを聞いてきました。通常ではドラマのギャラは後払いなんですが、石原プロのドラマの場合は放送開始前には振り込まれていて、金額も通常のギャラ相場より1割ほどアップしている。だから石原プロのドラマに絡みたがる芸能プロは多いんですよ」(同)
ところが、07年10月から同局で放送された渡主演のドラマ『おいしいごはん 鎌倉・春日井米店』が大コケしてしまった。
「視聴率は初回こそ13.0%だったものの、第3話で一ケタに突入し、平均9.0%と惨敗。ドラマでは決して視聴率の取れない藤原紀香をキャスティングしたのも失敗の要因だったと思います。1月から同局で徳重主演の『Dr.伊良部一郎』が放送されていますが、この企画・製作から石原プロは外されているんです」(同)
最近の石原プロの明るい話題といえば、神田正輝が22歳年下のモデル・長谷川理恵と交際していることぐらいだ。日本の老舗芸能プロダクションとして、そしてファンのためにも再起して明るい話題を振りまいてもらいたい。
炊き出しを課金制にしてみるとか?
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