生活が堕落するマイリーを巡り、実父とディズニーが泥仕合
全米ティーンに絶大な人気と影響力を持つ、年間収入約40億円のアイドル、マイリー・サイラス（18歳）。彼女をスターダムに押し上げたのは、米ディズニー・チャンネルの青春テレビドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』だったが、同番組で共演していた実父が「あの番組のせいで、我が家は崩壊し、マイリーはおかしくなった」と激白。天下のディズニーを怒らせたと話題を呼んでいる。
2006年に放送がスタートした『ハンナ・モンタナ』は、どこにでもいる普通の女の子だが、実はアイドルという主人公の二重生活をコミカルに描いた作品。世界150カ国30カ国語で、2億6,600万人以上が視聴している大ヒット・ドラマで、サウンド・トラックなど関連商品もバカ売れしている。ここ数年、マイリーは、脱アイドルを掲げ、不良少女のような行動をとることも多いが、ディズニーはドル箱女優である彼女を擁護し、父親のビリー・レイ・サイラス（49歳）も彼女をかばい続けてきた。番組は、先月末、人気絶好調のうちに幕を下ろしている。
番組が終了し、しがらみから解放されたビリーは、男性誌「GQ」最新号のインタビューで「もし過去に戻れるなら、絶対に娘を『ハンナ・モンタナ』に出演させない」と激白。「あの、いまいましい番組は俺の家族を崩壊させたんだ。何度でも繰り返し言ってやる」と、吐き捨てるように語った。
ビリーは、マイリーの際どい写真が繰り返し流出しても、年齢に相応しくない露出度の高い服を着たり、ステージでストリッパーさながらのポールダンスを踊っても、理解を示し続けてきたが、「彼女のキャリアを操作する人間は、マイリーが悪いことをするたびに、責任を俺に擦り付けてきた。父親だから耐えてきたんだ。娘のためなら喜んで十字架に貼り付けられる。そうだろう？」と裏事情があったことを告白。
「俺は、いいように使われてきたんだよ。娘が幻覚性ハーブを吸う動画が流出したとき、彼女のキャリアを操作する人間は、父親である俺に向って、あなたには関係のないことだから、って言い放ったんだぜ」「あの時、もういい加減にしてくれって言うべきだった。このままだと、とんでもないことが起こるだろう」「ものすごく心配なのさ。マイリーは、彼女を危険な目に遭わせようとする人ばかりに囲まれている。そんな状況から救い出したいんだ」と、悪影響を与え続ける取り巻きの人間から、娘を救出したいと、苦しい胸のうちを語った。
また、マイリーの記念すべき18歳の誕生日パーティーに出席しなかった理由は「ロサンゼルスのバーで開催されることを知ったからだ」と明かし、「21歳以上でないと入店できないんだぜ。そんな場所で18歳の誕生日パーティーをするなんて」「みんな、俺に行けって勧めたね。何か悪いことが起こったら、パパがOK出したから、って、また俺に責任を擦り付けられるからね」と苦々しく述べた。
娘が手に負えないほどひどくなり、家族がバラバラになってしまった元凶は『ハンナ・モンタナ』だと断言するビリー。このインタビューを読んだディズニーは、まるでディズニーがマイリーを狂わせたように受け取れると激怒しているという。
米「Hollywood Reporter」によると、ディズニーは、マイリーの問題行動を「大人になりたがったマイリーの気持ちが裏目に出てしまっただけ。こうなるのは誰も予測できた」と説明。ビリーの「娘を利用して金儲けしたことなど、一度もない」というコメントに対しても、「ばかばかしい」と反論しているとのことだ。
ちなみに、マイリーのマネジャーや広報担当者らは、今回のインタビュー内容について、ノーコメントを通しているという。
ビリーとマイリーは今後、ディズニーとは距離を置く予定で、マイリーがディズニー制作の映画に出演する予定もないとのこと。「将来的に、またディズニーと仕事をするかは、全くの未定」だという。
ビリーは、昨年10月マイリーの母親である妻と結婚17年目で離婚を申請。現在も離婚協議が続いており、辛い日々が続いていると伝えられている。
知ってる人も多いけど、ビリーは歌手でやんす
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