AKB48ばかりで飽きてしまったんですが、どうにかなりませんか?
気になって仕方がない素朴なギモンを直接企業に聞いてみよう、という本連載。
雑誌のグラビアページに精通しているわけではないのだが、「週刊プレイボーイ」(集英社)の目利きは素晴らしいと思う。旬すぎず、古すぎず、絶妙なタイミングで若手グラビアアイドルを発掘する手腕は他雑誌を圧倒している気がする。しかし、1つだけ納得のいかないことが。あれだけ若手アイドルを探す能力がありながら、最近はAKB48に頼りすぎではないだろうか?
毎回、AKB48が表紙を飾り、若手アイドルは二番手に追いやられているのである。AKB48が悪いとは言わないが、やはり未来のビッグアアイドルの初々しい姿を見るのが醍醐味である。AKB48だらけでちょっと飽きてしまう人もいるのではないか。そこで「週刊プレイボーイ」に直接聞いてみた。
「AKB48の特集ばかりで飽きてしまったんですが、どうにかなりませんか?」
担当者(男) まぁ、それはお客様個人の感想ですからね。分かりました。貴重なご意見として参考にさせて頂きます。
――今すごい人気だと思うんですけど、人気がなくなったらどうするんですか?
担当者(男) 今はこのままやり続けるつもりです。
――やはりファンが購入するから部数は増えているんですか?
担当者(男) 昔よりは、プレゼントの応募はがきなどは何倍も増えています。
――表紙をAKB48にすると、売れ方は変わるんですか?
担当者(男) そうですね。一人で載るソロの時とか、人気メンバーが載るとやっぱり売れますね。
――AKB48を推すのには、もちろん人気もあるのでしょうが、何か特別な理由があるんですか?
担当者(男) そうですね、2006年くらいのまだ皆さんから知られていない頃、表紙で使わせていただきました。昔から”人気出るんじゃないか”と思っていまして、ずっと使わせていただきました。
――そんなに、昔からやっていたんですね。
担当者(男) 最初に使わせていただいた時は、正直認知度がなかったんですが、昔から取り上げさせて頂いていたので、そういったこともあって、毎週出ていただけているとは思うのですが。
――なるほど。全然人気なかった時も、どなたが推していったんですね。
担当者(男) 今、担当している者が、「これ人気出るんじゃないですか?」という形でずっとやっております。
「週刊プレイボーイ」さん、すみません。人気があるから特集を続けるのは当たり前の話ですよね。野暮なことを聞いてしまい、申し訳ありませんでした。その上、人気が出る前からプッシュしていたとなれば、掲載回数が多いのは当たり前。人気以前に「良いアイドルはプッシュする」というスタンスがプレイボーイの歴史を支えている、そう再確認しました。これからも新たなアイドルの発掘を応援し続けます!
引き続き、皆さんのフレッシュなギモンを募集中です。ディープでインパクトのある、くだらないギモンをお待ちしています。
(酒平民 林賢一)
飽きたというほど関心すらない方へ
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