アイドル・Hey!Say!JUMP八乙女光が持ってしまった、バラエティーの才能
今回ツッコませていただくのは、Hey!Say!JUMPの中で一人、地道な”進化”を続ける八乙女光。
『スクール革命!』(日本テレビ系)で、山田涼介・知念侑李(Hey!Say!JUMP)、高地優吾(B.I.Shadow)とともになぜか大喜利の腕を磨いている彼が、単独で新たな才能を開花させたのは、昨年4月。Wコロンが登場した際の「なぞかけ」だった(既報)。番組では、ねづっちに「天才だ」「なぞかけナイト来ませんか」「漫才協会に入って」などと勧誘されていたが、番組以外の場、コンサートなどでも披露するほど、すでに立派な「特技」となっているらしい。
だが、八乙女は、「たまたまなぞかけのセンスだけがあった」わけではない。『スクール革命!』において、ベースを弾いてみせたり、ダジャレを披露したりしているが、1月30日放送分においては、別の仕事で習得したジャグリングも披露。共演者たちを驚かせていた。これには、ネット上で「なぞかけだのダジャレだのジャグリングだの、八乙女はどこに向かってるんだw」「歌って踊れる落語家」といったコメントが見られたほど。
また、最近は、「オードリー春日が八乙女にラブ」という番組内の妙なコント的設定もできているが、春日とのやりとり、自分の立ち位置や周りの空気の読み方も、実に器用なのである。
また、薮宏太と二人でパーソナリティーを務めている土曜放送の『週末YY JUMPing』(テレビ東京系)でも、持ち前の器用さをチラチラのぞかせる。
1月29日放送分では、サンドウィッチマンが「都内激安ワケあり物件」を紹介するという内容だったが、商店街をぶらつきながら、「家の近くにこういう商店街があると便利ですよね」などと気のきいたことを言ってみたり、4畳半のわずかな生活スペースで窓を空けて、向かいにあるカフェを見ながらコーヒーを飲む=「オープンカフェ」と称する、住人による奇妙な工夫については、すかさずひと言。
「限られた生活の中でいろいろアイディアが出てくるってことですよね」
アイドルと思えない、妙なコメントの上手さには、繁田美貴アナが「……素晴らしい……さすが」と呟いていた。
おそらくかなりの努力家なのだろうが、気の利いたコメントもできる、バラエティー的計算もできる、楽器も弾ける、「なぞかけ」「ダジャレ」もできる、オマケに顔も正統派の美形のはずの八乙女。
いろいろなものを持っているはずなのに、それがまだ十分に生かされていないように思えるのはなぜだろうか。山田や知念のような「華」がないのだろうか。ウッチャンが八乙女についてときどき言う「本当に器用な子なんですよ、この子は」というセリフは、「器用貧乏に終わらないでほしい」と願う親心に似た思いなのかも。
(田幸和歌子)
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