会見にはエイベックス関係者も! 沢尻エリカのしたたかさ
「彼を誹謗したまま身勝手に離婚を勧めようとした行為は、あまりにも失礼だったと深く反省しています。3カ月に及ぶ協議の結果、離婚することについて合意すること出来ました。最終調整中」と、涙ながらに告白した女優・沢尻エリカ(24)に、夫でハイパーメディアクリエーターの高城剛氏(46)は「離婚合意と発表されて、寝耳に水です。昨年の騒動から起きたすべてのことを嘘をつかずに話すなら、離婚を承諾すると話しましたが、その用意ができた、ということなのでしょうか」と、否定した。
昨年9月、CM発表会見を急遽キャンセルしてエリカは高城さんが住むスペインに渡った。ふたりで3カ月暮らした目的は、長引く離婚問題の解決にがあったことも確かだが、エリカの目論みは、高城氏とスペインに作った芸能事務所の解散にあったようだ。
昨年4月、”エリカ離婚。エイベックス移籍で芸能活動”と騒がれたとき、彼女の周りにはエイベックス関係者がいたうえ、送り迎えもエイベックス関係者の車だった。しかし、契約のネックになったのは、エリカが高城さんとスペインに作った事務所の契約内容だった。エイベックス側から高城さんの代理人・Sさんに再三「高城さんに会いたい。契約条項を聞きたい」という連絡があった。この会社の契約条項を知らないまま、エイベックスはエリカと契約ができない状況だったのだ。
エリカは会見で、今後の活動について「また女優として仕事がしたい」と切望。「エイベックスさんにお願いしたいと言える立場ではないと思っています。こればっかりは、運命に任せます」と、言葉を濁したが、会見場にエイベックスの関係者が姿を見せていた。
エリカは高城氏と立ち上げた会社の社長を昨年の12月3日に辞任。エリカ個人の新会社をスペインに新しく作った。役員は高城氏が雇っていたスペインの弁護士の妻と、彼女の友人。高城氏に紹介された人だ。彼の知人を役員に入れた個人事務所は、日本での芸能活動などに支障をきたさないように配慮されている。そして、高城氏を安心させるために、彼の知り合いを役員に入れた。エリカのしたたかさが覗く。高城氏の反論で、離婚問題は、もっと先に伸びることになってしまったが、彼女にとっては、長引く離婚よりも日本で仕事ができる環境を作ることのほうが大きかった。そういう意味で、スペインの同棲3カ月はエリカに成果があったことは事実だ。
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