市川海老蔵の本性を露呈? 改めて感じる『MR.BRAIN』の魅力
今回ツッコませていただくのは、『MR.BRAIN』(12月2日放送)再放送で登場した、いま何かとお騒がせの市川海老蔵。
話題のドラマではあったものの、個人的にはリアルタイムの放送時にはさほど注目していなかったのだが、例の事件後のいま見てみると、なんだかスゴイ。市川海老蔵は全8話中、3話(1、7、8話)に出演し、物語に大きな影響を与える謎の刑事役だったのだが、いまは時期が時期だけに、再放送とはいえ、よく放送を見送らなかったなぁ……と感心すらしてしまう。
最近は、新聞などに掲載されている、顔面のアップ写真からケガの箇所を矢印で引っ張って解説された「解剖図」みたいな顔ばかりを見ていただけに、そんな彼が動いている姿を見るだけで、ちょっとドキッとする。
さらにギョッとするのは、その役どころだ。夜の街を徘徊する姿も、新宿駅近くでひとり眉間にしわを寄せて怖い顔で佇むさまも、「いいのかよ」と思うほど、異常なぐらいハマりすぎている。
謎めいているのは良いとして、「暴力団とも繋がっているようで、実際に暴力団からお金を受け取ってもいる」(ウィキペディアより)役柄って……ますますこの時期に放送しちゃって良かったのでしょうか?
もともと職業柄もあり、目ヂカラの異様に強い海老蔵だが、これが事件後に見るとアダとなっていて、演技の上での「目ヂカラ」も、例の集団のリーダー相手にメンチを切ってる様子に脳内で勝手に変換されてしまって仕方がない。
そういえば、このドラマ出演時の市川海老蔵について取り上げた「週刊ポスト」(小学館)の記事によると、居酒屋でオーダーを取りに来た柴咲コウ似の女性従業員を気に入り、しきりにナンパしていたそう。連れの男性に「オレのギャラ、いくらかわかる? 1,000万円だよ、キムタクと一緒なんだって」などと話していた……なんて話もあった。今回たまたま事件が明るみになっただけであって、実はそのお人柄や言動にはけっこう一貫性があったのかも。
ところで、ドラマ内で、キムタクに飴を渡す海老蔵、さらにキムタクがもらった飴玉を手にして一人呟くセリフ「嫌な予感がしますねぇ~」が、いやに意味深で、預言者のような感じになってしまっている。
さらに驚くべきは、そんな海老蔵の動向をひそかに追って報告しているのが、事務所をやめて小説家宣言→小説大賞受賞&2,000万円辞退で大いに話題になった水嶋ヒロだということ!!
いろんな意味で2010年終盤のお騒がせキャラが集まるドラマを再放送で見ることができるとは……。夕方の思いがけない拾いものでした。
(田幸和歌子)
「ちょ、待てよ! 俺のことも見ろよ」って幻聴?
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