安彦麻理絵流、姑とのつきあい方! 極意は「裸の大将」にあった
先日、名古屋から夫の両親がやってきた。
さて。これを読んでる方々は、「アビコさんって一体、姑とはどんなつきあい方をしてるんだろう?」と思っているのではないだろうか……。オレ流・姑とのつきあい方。わたくしアビコが思うに。うまく姑とやっていくためにも嫁は必ずしもそこまで「デキる女」でいる必要がないみたいなのである。何故かといえば、姑という人たちは、どういうわけか非常に「嫁と張り合おう」とするものなのである。
元・夫の母、要するに元・姑は、ある正月の時に元・夫の弟の嫁が「キッシュを焼いてきました~」とその料理を差し出したところ「……すごいわネ……私なんてこんなハイカラな料理、作れないわ……オヨヨ」と、ひどく落ち込んで落胆していた。「まぁ、おいしそう~!!」にはならず、落ち込んでしまうのは、要するに張り合ってしまっているから、なわけである。そして、現・夫の母、つまり現・姑はと言えば。
ある時、私が会話の中で「白砂糖は体に良くないらしいっすね」と言ったところ、すかさず「そうそう!! だからうちでは砂糖は絶対、白砂糖は使わないで三温糖!!」という会話を、なんだか知らんが今まで3回くらいしたことがある。これもやはり「私にもそういう知識があるんだから」ということでの「張り合い」と言えるだろう。
だからである。私が思うに姑という人たちは、多分嫁に対して「デキる」ことを、そこまで望んでないんじゃないだろうか? ていうか「自分よりもデキる女」なんて、正直ムカつく存在なのでは?? と思うのである。姑が嫁と張り合い出すと、どんどん関係はメンドくさくなる。
だから結局は「舎弟関係」のような、センパイをたてるようなノリで接するのが一番うまくいくみたいなのである。姑を「姐さん」もしくは「アニキ」扱いしたほうが、事態はうまくいく。そして、世の姑たちを見る限り、姑は「オンナオンナした嫁」が嫌いである。それから「小食な女よりも、よく食う女」が好きである。それを踏まえた上で、もうお分かりだろうか? わたくしアビコの、姑とのつき合い方。嫁なんてものは、別に姑の前では「嫁」である必要はない。「もう一人息子が増えた」と、思わせるくらいのノリでいたほうが、姑も気がラクみたいである。そして「裸の大将」にでもなったみたいに
「こ、こ、こんなうまいもの食ったことないんだな!!」
と大食らいになって、姑の料理を「おかわり」とかすれば、たいていのことはどうにかなる。(ちなみに元・姑&現・姑、お二人とも、とても料理上手な方々なので、演じる必要無しに私は、本気で裸の大将になって、ガツガツかっ食らうことが出来るのだが)
とは言え、まぁ。どこの馬の骨とも分からぬ、こんな女を嫁に迎え入れてくださった元・お姑さん&現・お姑さんには、心から感謝せねばな、と思う今日このごろ……。
「これ、カンちゃんにおみやげなんだけど!!」と、姑がトミカのミニカーを持ってきてくれた。なんのミニカーかと思って箱を見るとそれは「地雷除去機」だった。9カ月の赤ん坊に地雷除去機って、どうなんだ一体……。
姑・アビコのインパクトすげ!
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