顔写真ウチワまで! 垢ぬけたスーザン・ボイルにファン熱狂
48歳の冴えないオバさんから一夜にして世界的な歌姫へと大変身を成し遂げたスーザン・ボイル。先日発売されたセカンドアルバム『ザ・ギフト~夢の贈りもの』も、ファーストアルバム同様、全米と全英アルバム・チャートで初登場第1位に輝き、再び”スーボー・フィーバー”が巻き起こっている。そんな中、スーザンがニューヨーク・マンハッタンの中心地、ロックフェラー・センターで美しい歌声を披露し全米を魅了した。
23日、アメリカの国民的情報バラエティー番組『Today』にゲスト出演したスーザンは、白いガウン姿の児童聖歌隊をバックに登場。黒いロングコートに赤いロングスカーフを首に巻き、化粧もヘアスタイルもばっちり決めたスーザンは、1年前に同じ場所でパフォーマンスした時よりも確実に垢抜けており、スターの存在感を放っていた。
女性キャスターに「1年の間に2枚のアルバムが、イギリスとアメリカで1位になるのは、ビートルズ以来40年ぶり! デビュー以来、目まぐるしい日々を送っていることと思いますが、どう感じていますか?」と質問されたスーザンは、「ファンタスティックだと感じています。これも全て私をサポートしてくれるファンのおかげです。深く感謝しています」と回答。詰め掛けたファンが大声援を上げ、スーザンは目を細めながら満面の笑みを浮かべ何度もうなずいた。スーザンは『ザ・ギフト~夢の贈りもの』に収録されている、クリスマスソングのスタンダードナンバー『Holy Night』『of Perfect Day』を披露。寒い中、スーザンの生歌声を聞こうとロックフェラー・センターに集まった大勢のファンを魅了し、スーザンの顔写真ウチワをふりまくっていた熱心なファンたちもうっとりと聞き入っていた。
番組には、『ザ・ギフト~夢の贈りもの』でスーザンとデュエットしたアンバー・スタッシも駆けつけた。アンバーは、全世界からスーザンのデュエット相手を募集するコンテスト『スーザンの恩返し』の優勝者。3人の子供を育てながら救急隊員として多忙な日々を送っており、33歳という実年齢よりもかなり老けて見えることでも話題となったが、この日アンバーは、スーザン同様すっかり垢抜けエレガントな女性に変身していた。
スーザンとアンバーは、アルバムに収録されているクリスマスソングのスタンダードナンバー『Do You Hear What I hear』を熱唱。アンバーが歌いながら手をゆっくり上げたとき、スーザンは自分と手を繋いでくれるのかと勘違いし、バツが悪そうにうつむくシーンもあったが、歌い終わると2人は抱き合い観客に感動を与えていた。終始ご機嫌であったスーザンだが、実は今年9月にアメリカでとても悲しい思いを味わっている。アメリカのタレント発掘番組『アメリカズ・ガット・タレント』にゲスト出演し「パーフェクト・デー」を披露しようとしたところ、曲を作詞・作曲したルー・リードに「俺はスーザンは嫌いだ。歌わないで欲しい」と言われ、号泣しながらイギリスに戻っているのだ。
この一件で、再び精神が不安定になったそうだが、周囲のサポートもあり「自分に対していろいろな意見があるのは仕方ない」「沢山のファンが応援してくれるのだから」と気持ちを切り替えたとのこと。セカンドアルバムも大ヒットしており、スーザンは自信を取り戻したようである。今回のロックフェラー・センターでのパフォーマンスは全米に生中継され、「やはりスーザンは素晴らしい」「ただものではない」と大反響を呼んでいる。スーザンは25日の感謝祭にオンエアされる特別番組『People Of The Year』に生出演し、その後、帰国する予定だという。世界を股にかけたスーザンの活躍、そしてアメリカでの”スーボー・フィーバー”はまだまだ続きそうである。
ジャケットデザインに悪意を感じるのはなぜ?
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