ドラッグをキメていたレイア姫、ODから再起し同性愛者と結婚!?
――夢中になった映画やドラマに出演していた、あの人。パタっと見なくなったけど、やっぱり気になる~!! そんなアナタのために、サイゾーウーマンの海外特派員・JULIEが、噂のあの人の仕事からプライベートまで、現地で情報をかき集めてきました!
■今回のターゲット
キャリー・フィッシャー(『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のレイア・オーガナ姫役など)
激動する銀河を舞台に繰り広げられる、壮大なSFスペクタクル映画『スター・ウォーズ』シリーズ。20世紀最大のSF映画と称される『スター・ウォーズ』の第4~6作目で、気高く勇敢なレイア姫を演じたのがキャリー・フィッシャーです。頭の左右にドーナツ型に髪をまとめた独特のヘアスタイルで白いロングドレスを優雅にまとったり、セクシーな黄金ビキニ風コスチューム姿で世界中の男性をノックアウトしたキャリーは、宇宙一セクシーな女性の称号を与えられたのでした。
実はキャリーは、ハリウッドのサラブレッド。父は1950年代を代表する有名歌手のエディ・フィッシャー、母は往年の大女優デビー・レイノルズです。父は、家族ぐるみで交流していたエリザベス・テイラーの夫が飛行機事故死した後、エリザベスと不倫関係になり母と離婚。キャリーは「今で言うと、父はブラッド・ピット、母はジェニファー・アニストンで、エリザベス・テイラーはアンジェリーナ・ジョリーだったのよ。大スキャンダルだったんだから」と説明しています。また、「両親の男女関係については、何とも思っていないし、誰も恨んでない」とも断言していますが、20代の刹那的な生き方は子供の頃心に負った傷が原因だと指摘されています。
芸能界を身近に感じ育ったキャリーは12歳で母と同じ舞台に立つようになり、15歳で本格的に女優を目指すため学校を中退。16歳で母が主演のブロードウェイ『Irene』にダンサーとして出演し、19歳でウォーレン・ベティ主演の『シャンプー』で銀幕デビューを果たします。その直後、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に抜擢され、大ブレイクしたのです。
ビバリーヒルズの「大使館並みに警備が厳しい」豪邸で育ったキャリーは、休暇になると高級リゾートのパームスプリングスのホリデー・ハウスで過ごしたそうで、13歳のとき、ハウス内に隠してあったマリファナを発見。これが初ドラッグとなり、19歳になるまで毎日のようにマリファナを吸うようになります。その後は鎮痛剤でハイになることを覚え、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でブレイクした翌年、コメディアンのジョン・ベルーシから勧められ、コカインなどハード・ドラッグ依存の道を突き進むようになります。
『スター・ウォーズ』の第5・6作(1980・1983)の撮影中もコカインをキメまくっていたキャリーは、その道に引きづりこんだジョンにさえ「お前、やり過ぎだよ。やばいよ」と言われるほど依存していたそうです。6年間の交際を経て83年に結婚したポール・サイモン(元サイモン&ガーファンクル)とも、キャリーのドラッグ乱用が原因で2年で破局。ちなみに、コカイン仲間のジョンは33歳でOD(薬物過剰摂取)で亡くなっています。
80年代は仕事よりも麻薬依存と躁鬱病と戦う日々だったというキャリーは、ジョンのようにODで死にかけ、必死の思いで断薬。この時の苦しい経験や麻薬依存の日々、躁鬱病、そして母との関係を綴った自伝書『崖っぷちからのはがき』を87年に執筆したところ、これがベストセラーに。これをきっかけに、90年代は執筆家・脚本家として活動するようになり、アカデミー授賞式などの脚本なども手がけました。ちなみに『崖っぷちからのはがき』は、02年にメリル・ストリープとシャーリー・マクレーン主演で『ハリウッドにくちづけ』として映画化されています。
脚本家としての知名度をあげた90年代でしたが、母親としても忙しい日々を送っていました。キャリーは、92年に再婚相手との間に娘を出産しており、「子育てのために」と、ロサンゼルスを離れていたのです。再婚相手は「どうしても子どもが欲しかった」同性愛者で、すぐに破局してしまったのですが、今でも関係は良好とのこと。なお、97年に映画『オースティン・パワーズ』で女優カムバックしてからは、テレビドラマなどにちょこちょこ出演していますが、基本的には執筆業をメインにしていると本人は公言しています。
波乱万丈すぎる人生を送っているキャリーですが、自らの辛い経験をあっけらかんと語るため人気を集めるようになり、02年には『Conversations from the Edge』というトーク番組を持つように。09年秋にはブロードウェイで、ハリウッドで育った彼女のこれまでを語るワンマンショー『Wishful Drinking』を行い、多くの観客を魅了しました。あのジョージ・ルーカスのことを「表情が変わらないし、あまり喋らない変人」と公言できるのは、ハリウッドの申し子キャリーだけ。「私の人生は、映画なんかよりもっともっとドラマチックなのよ」と語る彼女のドラマな人生はまだまだ続きそうです。
JULIE
海外生活20年以上の、海外芸能ジャーナリスト。 ゴシップサイトやタブロイド紙を毎日巡回中。ルーペ・ヴェレスからレディー・ガガまでイケる雑食系。世界各地から情報を取り寄せ、粘着質的にリサーチするのが大好物。
この頃からドラッグを……
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