ネットで話題! ドラマ『Q10』の”西先輩”、ジャニーズの異端児がモデル?
今回ツッコませていただくのは、10月30日放送分のドラマ『Q10』(日本テレビ系)第3話。
今をときめく人気俳優・佐藤健の主演ということに加え、松山ケンイチ主演『セクシーボイスアンドロボ』(同)から3年、さらに日テレの土曜ドラマ枠では『野ブタ。をプロデュース』(亀梨和也、山下智久主演)から5年ぶりの木皿泉脚本として、番組開始前から注目度は非常に高かった。
ドラマの評判自体は、これまでの第1~3話の中でも、回によって賛否が分かれるところだが、内容とはあまり関係ないところでネット上で大いに話題となったのは、第3話のある登場人物だった。
サングラスをかけ、いかにも悪そうな雰囲気で登場した姿を見て、「誰かに似てる……」と感じた人は多いはずだ。さらに、サングラスを外した顔――目にかかりそうな長めの前髪、顎を少し前に突き出す雰囲気に、こう叫んでしまった人も多いだろう。
「あ、赤西(仁)くん!」
同じく木皿泉脚本の『野ブタ。』は亀梨・山下主演だったけど、今度は赤西か……などと思いそうなところだが、実際には「植原卓也」という、佐藤健と同じ事務所所属の俳優で、赤西とはまったくの別人だった。
この激似ぶりに驚いた人は多いようで、植原卓也本人のブログへのコメント欄にも「赤西君にめちゃ似てますよね!?」という内容のコメントが多数寄せられていた。
もともとこの日テレの土曜ドラマの枠は、1999年などには、主演が堂本剛(『君といた未来のために~I’ll be back~』)→香取慎吾(『蘇える金狼』)→森田剛(『新・俺たちの旅 Ver.1999』)→松岡昌宏(『サイコメトラーEIJI2』)と、ジャニーズタレント独占状態になっていたほどで、いまだに1年の半分くらいはジャニーズタレントが主演となっている。
でも、「赤西!?」と思ってしまったのは、ドラマ自体が「ジャニーズ色の濃い枠であること」や、植原卓也の容姿が赤西に似ていたためだけではない。その役どころは、「かつて陸上部のエースだった」という栄光があり、その後、おそらく何かの挫折があって悪い道に入り、「後輩に3万円を渡して悪い商売に誘う」というものだった。だが、これは、華々しくデビューし、一時は輝かしいスター街道を歩んでいたのに、プライベートのゴタゴタなどによって現在の状況に至っている赤西本人に、あまりにイメージが重なるではないか。
しかも、役名も、「赤西」ならぬ「西先輩」! ニアピンすぎる! 誰が考えても「わざとでしょ?」と思わざるを得ない激似ぶりだった西先輩だが、ドラマ内では最終的に「文化祭で、自分の過去の数々のトロフィーを見たことによって、昔の自分を思い出して、思い直す」という”イイ人”に行きついていた。はたして赤西は……?
ところで、もうひとつ驚いたのは、そんな「赤西似」の植原卓也に、もともとのファン以外の人たちからも「カッコイイ!」「これから応援させてください♪」といった黄色い声が続出していること。いくら世の中的には嵐が大人気とはいえ、それでも「ワルっぽい男」が好きな女性って、けっこう多いんですね……。「西先輩」への声援に、世の女性たちの「赤西不足」を見た気がしました。
(田幸和歌子)
外国人女性周辺をウロついていたら、本人!
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