「眉毛は脱色&半分剃り落とし」が超オシャレ!? 「ViVi」の族的世界観
今月の「ViVi」(講談社)は、デコから鼻が生えてる疑惑で話題の浜崎あゆみがカバーに登場。自然なメイクではなり得ない一本一本筆で書いたかのようなクッキリまつ毛が、鼻と同じくやりすぎ感があります。誌面巻頭にも登場し、ツアーにかけた意気込みやL.AでのPV撮影現場の様子がレポされているんですが、火薬をぶっぱなしたりドレスで傷だらけになったり、相変わらずど派手。浜崎あゆみという祭りのようです。それでは今号の内容を見ていきましょう。
<トピックス>
◎3大冬アイテムリサーチ
◎別冊付録:マサルさんの基礎スキンケア教室
◎先出し! 秋のミスターコンテスト
■「攻め系服」という新ジャンル
長谷川潤が卒業してから、誌面から攻めの印象が消えてしまった「ViVi」。マリエや藤井リナ、そして木下優樹菜も専属モデルで頑張ってはいるのですが、いかんせん皆甘めのロリータ顔。男顔で媚びない表情のできるハセジュンのようなモデルがいてこその「ViVi」だったのだなぁ、と在りし日に思いを馳せてしまいます。そんな誌面の中、久々にパンチのある企画が登場しました。「NOTギャル BUT派手」。NOT BUT 構文使ってまで何が言いたいのかって、「目の前にあるファッションより、まだ見ぬ新しいファッションを常に求め続けるルールなしのスタイル! その発信源から得るおしゃれはオンリー1スタイルのヒントに」だそうです。で、その発信源(加藤ミリヤ、ガールズDJ、ブロガー、サロンスタッフなど)の彼女たちのファッションポリシーがこちらです。
・攻撃的なおしゃれをする:おしゃれは常に攻撃的であるべき。
・足元にはボリュームを:攻撃的に見せるには、5センチ以上のプラットフォーム。
・金髪消し眉描きホクロ:眉毛は邪魔だから消して、外国人風の金髪、欲しいホクロは描く。
・ソバージュ:前髪なくして、赤リップ。
「眉毛は脱色して半分剃ってます」(Peliさん)って、これ「実話ナックルズ」(ミリオン出版)でも「チャンプロード」(笠倉出版)でもないですから。ソバージュヘアに赤リップしててもバブル女じゃないんですよ。「ViVi」が言うところの「ギャルじゃないけど派手」なファッションなんです。
そして、気になったのは「攻め系」服というワード。思わず「特攻服」と空目しちゃいましたけど間違ってはない様子。オススメ服で紹介されてる、スカーフ素材風トラ柄ブルゾンも、スタッズが打ちこまれまくったブーツも、ケミカルデニムのGジャンも、上記のポリシーも、族と相性ばっちり♪ でも髪の毛のブリーチはオキシドールじゃなくてサロンの「SHIMA」が絶対なんだってさ!
■杉本哲太の甥っ子がミスターコンテスト参戦!
特攻野郎と「ViVi」の相性の良さを確信したところに登場した「秋のミスターコンテスト」企画。東大、立教、青山学院、慶應、上智、理科大、桜美林、千葉大の八大学でエントリーされている正統派イケメンを紹介しています。しかし、そこに引っかかる質問を発見しました。将来の夢の項目に併せて「希望年収」をわざわざ聞いてます。東大工学部建築学科2年の松田仁樹くんは「建築デザイナー。500万円は稼ぎたい」。またまた謙遜してますねー。青山学院法学部法学科2年の椎屋誠くんは「弁護士やTV関係。1000万円以上稼ぎたい」ですって! これぞ青学的思想! なれるといいね♪ また目につくのが、イベント系、オールラウンド系という名のサークル。要は飲み会ですよね? そんななか、気になったのは桜美林大学リベラルアーツ学群コミュニケーション学専攻1年、フットサルサークル所属の「杉本哲太の甥っ子」杉坂雄一郎くん! カジュアルなファッションのイケメンの中にあって、ひとりだけタートルネック着用で目を惹きます。非常に凛々しいお顔立ちなので、気になる方はチェックをば!
久しぶりに「ViVi」に勢いが戻ってきた今号。この他にも、若槻千夏とミリヤが全面に登場していたりと、看板モデルがいなくても「ViVi」的世界観が構築されていました。とは言え、今後もミリヤに頼り続けるわけにもいきませんから、早急にハセジュン的役割を任せられる専属モデルの登場を願っています。
族のマドンナ、あゆでーす!
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