IMALUをゲストに迎えた『徹子の部屋』で、思いがけない事態に!
今回ツッコませていただくのは、IMALUが出演した10月14日放送分『徹子の部屋』(テレビ朝日系)。IMALUの”なんちゃって大物感”が黒柳徹子相手にどう発揮されるのか、ややハラハしつつ見守ったのだが、不安は全く予想外のところに移っていった……。
それは、徹子の「しゃべり」の変化である。
徹子といえば、キレキレのスピード感あるマシンガントークが大きな魅力。思いがけない細かな部分だけに異常なほど興味を持って食いついたり、予想を裏切る話の飛躍の仕方をするのも、視聴者たちを飽きさせない理由のひとつだろう。だが、最近、ちょっぴり気がかりなのは、あの最大の武器・マシンガントークが、やや聞きとりづらくなっていること。もともと徹子自身の読み間違い、聞き間違いが多いのは、過去の例にもわかる通り。
・『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)~「ザ・ベストテン」のパロディー「ムダ・ベストテン」で、南海キャンディーズ・しずちゃんの「パンチカ(ぱんちりょく)」を「パンチカ(ぱんちか)」と読んだ
・『徹子の部屋』に藤木直人が出演した際、本人が歌う主題歌の曲名「クライム・オブ・ラブ」を「モグラブ?」と聞き返していた
こうした聞き間違いは、ゲストや周囲を仰天・爆笑させ、思わぬ素顔を引き出すなど、良い方向に作用することが多いのだが、最近のしゃべりに関しては、なんとなくフガフガしていて、何を言ったのか聞き取れないことがときどきあるのだ。この日も
「あなた、台本ひらへたりってことなかったんですって?」
「はい。初日に台本を持っていかなくて、マネージャーにすごく怒られました」
このやりとりから「台本開いたりって言ったのか……」と推測できたのだが、さらに分からなかったのは、次のこんなやりとり。
「逆にいうと、いじぎかん、いぎぎかん? そういう芸能界の言葉、全然分からなかったんですって?」
「ギロッポン」とか「ちゃんばーどーん」とか、そういうの? と思ったが、言い直しても言えてないらしく、また言い直す。
「いぎぎかん、いでぃでぃかんって、入る時間のことなんですけど」
ああ、「入り時間」! また、留学時代の自分の写真を見て、IMALUが「やだ、すっごい太ってる!」と言ったのを受け、こんな返しをしたが、これもよく分からない……。
「これ、あなたでしょ? バーバァスカスカスンガーそっくり」(バーブラ・ストライサンドそっくり?)
トークのキレもスピードも、頭の回転の早さも容姿も超人的で、宇宙人にすら思える徹子さん。できることなら、生身の老いなどは感じたくない……。IMALUが何をしゃべったかなど、まるで記憶に残らない、ちょっぴり寂しい回でした。
(田幸和歌子)
ですってよ、徹子さん
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