ジャニーズNG媒体「週刊女性」の後ろ盾となった、「ファンの不満」
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第48回(10/7~10/12発売号より)
中堅出版社の理論社が22億円の負債で、民事再生法適用を申請した。ショックだ。理論社は養老孟司、森達也、重松清、中村うさぎ、叶恭子、バクシーシ山下など、興味深くて良質な本を手がけてきた(変人・異人も多く、それはそれでよかった)。2年ほど前、知り合いの同社編集者と話をしたが、業績でも話題性においても好調そうだった。その間、西原理恵子の『この世でいちばん大事な「カネ」の話』がベストセラーにもなった。それなのに――。出版不況の深刻さをさらに、さらに、肌身で感じた。
1位「安室奈美恵 ロンブー淳”非情”宣告で捨てた『カレ専用』携帯電話!」(「女性自身」10月26日号)
2位「嵐 『チケット代金返せ』大騒動」(「週刊女性」10月26日号)
3位「ウイリアム王子 母のリベンジ果たす『けじめ婚』」(「週刊女性」10月26日号)
何度もこの欄で取り上げてきた安室奈美恵とロンブー淳の熱愛の行方だが、ついに破局! という報道が続いている。しかーし。素直には喜べない。本当かどうかまだ懐疑的だから。2人の破局報道は以前にもあったし、今回もどこまで確定的か、はたまたすぐにヨリが戻るのか疑問だらけ。
「自身」によれば、「多忙のためのすれ違い」「ケンカも多くなり」「淳が”結婚願望は無い”と発言」したことなどが破局の原因らしい。淳との専用携帯も解約し、アムロは事務所に破局の報告をしたという。破局は8月末。淳が10月8日にフジテレビ系の情報番組『知りたがり!』で「もう立ち直ってます」と発言したことでも、破局は決定的なように見える。しかし、ある関係者によれば、2人の恋愛は決して順調ではなく、離れたり引っ付いたりを繰り返していたらしい。
今回の破局は淳の浮気のせいだという説もある。8月末に別れたと言いながら、9月には1度ヨリが戻っていたとの報道もある。アムロが10月6日に羽田空港でキャッチされた際には、左手に指輪をしていた。破局について聞かれ「ニヤッ」と笑った(ように私も見えた)。錯綜する情報――ってことはまだまだ予断を許さないとも言える。
本当に破局ならば、アムロファンの私にとっては喜ばしいことだ。だが、もし本当なら、その後の淳の態度はさらに許せないものとなる。「もう立ち直った」だと!! こんなに早く立ち直るなんて、アムロを馬鹿にするにもほどがある。もっと苦しめ。
「1人でセドナに行ってみたい」。アムロとの旅行をネタにして茶化すな!! 「結婚して良かったって言う人、周りで1人も聞いたことがないですから」。お前の周りにろくな人間がいないだけだ! どっちにしてもむかつく男だ。
友人女性がつぶやいた。
「私、嵐のファンクラブに入っちゃった」
40代の彼女が熱狂的な嵐ファンだとは知らなかった。だが彼女は「違うのよ」と言い訳した。20代の姪っ子が嵐の大ファンなの、と。嵐のコンサートチケットはファンクラブ限定発売だ。そのため是が非でも嵐のコンサートチケットをゲットしたい姪は、同居する母親と祖母をファンクラブに入会させた。しかし同じ住所だと当選確率が低いという噂を聞いた。そのため住所の違う叔母にまで入会を依頼してきたのだという。
「入会してから嵐のこといろいろ知って、私自身もファンになっちゃった。チケット当選したら、姪には内緒にして自分で行こうって思って」
いやはや嵐人気はここまできている。コンサートチケットはネットオークションで10万円らしい。そんな嵐のコンサートチケットを巡りトラブルが発生した。「週女」記事を要約すると以下の通り。
チケットは申し込みの段階、つまり当選するかどうか分からない時期に前払いする。落選するとお金は返金される。だが返金時期が遅いケースがあり、また返金の際には手数料が引かれる。不満を持つファンもいて、消費者庁所轄の「国民センター」に問い合わせもあった。前金制による返金トラブルってわけね。
ここで興味深いのが、「週女」がジャニーズ事務所に問い合わせをしていることだ。もちろん「お話することは何もありません」とお約束通りの答えだったが、取材を求めたこと自体が面白い。「週女」は女性週刊誌の中では、唯一ジャニーズ批判をしている媒体だから、「週刊文春」と並び、”ジャニーズ取材NG”媒体だ。これまでも「週女」はジャニーズネタに関しては、事務所コメントはほとんど無し。コメントを求めても拒否されるだけだから、最初から取材なんてしてないと思う。
だが、今回は取材した。「ノーコメント」を期待して。ファンの不満という大義名分があった。その上での嫌がらせに違いない。
英国ウイリアム王子が来年8月に結婚する。日本が誇る皇室ジャーナリストの渡辺みどりオバサマのレポートだから間違いないだろう。
「世界の王子」ランキングで常に1位の人気を誇るウイリアム王子。2位は弟のヘンリー王子だ。弟の方は素行に問題があると言われているが、それでも世界中から愛される2人の兄弟。
だが、決してランキングされない王子たちがいる。北朝鮮”王朝”の王子たちだ。”かの国”以外の世界中の人々から、嫌われたり、奇異な目で見られている王子たち。数少ない映像、なかなか明らかにされない生い立ちやプロフィール。ベール(闇)に包まれた彼らの実像。だからこそ、いろんな意味で興味をそそられる。出現すると、凝視してしまう。
「動く、3男金正恩」の映像が初めて配信された。10代の頃の写真に比べ大分太っていた。同じ映像を何度も何度も繰り返し見てしまった。正恩の映像を見ながら、権力闘争に敗れた長男・正男の今後に思いを馳せ、彼に肩入れしてしまう自分が怖かった。
事務所に振りまわされるのが、ジャニヲタの使命とも言う。
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