“うるさ方”研音を敵に回した水嶋ヒロの決意と、処女作の怪情報
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第46回(9/23~28発売号より)
大阪地検特捜部・前田恒彦検事の資料改ざん事件が波紋を呼んでいる。至上最悪の不祥事などと言われ、特捜部不要論まで出ている。しかーし。今まで公にならなかっただけで、氷山の一角なのではないか。検察は全ての証拠・資料を法廷に提出するわけではない。自分たちの都合の悪い証拠は明らかにせず、”なかったこと”にする(私自身の体験上、事実だ)。これも「事実の改ざん」なのではないか。今更大騒ぎするマスコミも、そんなこと知っていたはずだけど。
1位「水嶋ヒロ デビュー作『恋愛小説』に綴ったブレイク前のマル秘ドロドロ過去!」(「女性自身」10月12日号)
2位「『5人の東方神起を……』の夢を遠ざけた3人の迷走 JJYよ目を覚ませ!」(「週刊女性」10月12日号)
3位「安室奈美恵(33)『女の厄年』誕生会、駆けつけたメンズはダチョウ倶楽部!」(「女性自身」10月12日号)
※『女性セブン』は合併号休みでナシ
芸能界は怖い。
「俳優の水嶋ヒロは事実上引退、小説家へ」
スポーツ紙など芸能マスコミが一斉に報じた水嶋ヒロの引退報道だ。だが、この報道を真っ向否定したのが水嶋本人だった。「事務所は辞めるが、俳優業を含めクリエイティブな活動を続けていく」と報道を否定、妻の絢香も既に事務所を辞め、夫婦で新事務所を設立し、芸能活動を続けることを明らかにしたのだ。
「これは事実上の解雇でしょう。水嶋と絢香はともに大手芸能事務所『研音』に所属していましたが、昨年2人は事務所に内緒で入籍を強行、確執が生まれたのは周知の事実ですからね」(芸能関係者)
そのため水嶋は映画『BECK』のプロモーション以外は仕事がない状態に。そして9月21日には研音のHPから水嶋の名前と写真が消え、水嶋のオフィシャルサイトもアクセス不可能となってしまったのだ。
引退報道は当然、「研音」からのリーク情報だろう。研音はかなり”うるさ方”として知られる実力事務所だ。マスコミも当初は研音の意向に沿って、「水嶋は今後、俳優やタレント業など表に出る仕事はしたくない。小説家として専念したい」と、あたかも水嶋の意思を尊重した結果の退社・引退だと一斉に報じたのだ。
大手事務所とトラブって辞めると、干されたり下手をすると抹殺されかねないのが芸能界である。水嶋の引退情報もその一環だ。
だがここに逃げ道があった。「小説家」というキーワードだ。「自身」も事務所との確執には触れず、このキーワードに飛びついた。記事によると「大手出版社から、来年初めに小説を出すことが内定」「すでに5作ほど書きためた」「(内容は)ドロドロの男女の感情を書いた恋愛モノ」と小説家への準備も万端らしい(ただしタイトルにあるようなドロドロの詳細など全く書いてないけど)。調子に乗った「自身」は、誌面を使って小説連載のオファーまで出している。
でもねぇー。いくら慶応大学卒の小説好きとはいえ、これまで何の実績もないド素人なんだよね。一作目は話題性もあってどこかの出版社が飛びつくかもしれないけど、その後はどうなのよ。そんな甘いもんじゃないだろう。
さらには「具体的に何も決まっていないし、結局小説なんて出ないでしょう。小説家なんて研音が、水嶋の”引退”を演出するために使っただけ。引退のリアリティーも醸し出せるし、穏便退社というカモフラージュにもなるからね」(芸能事務所関係者)なんて声もあった。
愛妻家ぶり全開のイケメン水嶋だったが、事務所を無視した”愛”のツケは大きかった。
こちらも怖い芸能界のお話だ。5人だった東方神起の分裂に続き、日本で活動を続けていたJJYユニット3人の活動休止が発表された。
日本のマネジメント事務所「エイベックス」が発表したものだが、その理由は3人が所属する韓国事務所の代表の父親が有名な暴力団幹部だったこと。対し3人は「エイベックスに利用された」と泥沼化の様相を呈しているらしい。
韓国の芸能界は未だ闇の世界であることは、既に日本でも知られている。これまでの東方神起のトラブルはそれを体現しているかのようだ。そして東方神起を見ていると、どうしてもフォーリーブスを連想してしまう。
日本の芸能界が現在の韓国芸能界のようだった1960年代から70年代にかけ、トップアイドルとして君臨した男性4人のグループだ。所属はジャニーズ事務所。
彼らには深い悩みがあった。後にメンバーの1人北公次が出版した『光GENJIへ』(データハウス)という暴露本で、ジャニー喜多川のセクハラ・同性愛の告発が象徴的だが、解散後も悲惨だった。事務所から「二度とフォーリーブスの名で再結成しない」などといった内容の念書を書かされ、彼らは表舞台から姿を消す。それに伴い金銭的にも困窮していった。
北公次と江木俊夫が覚せい剤で逮捕され、青山孝史は肝臓がんで57歳の若さで亡くなった。彼らの命運は芸能界、所属事務所、そして時代に翻弄されたものだ。だが、彼らの存在が現在の芸能界に与えた教訓は少なくない。
「週女」記事では、東方神起周囲での金銭・利権争奪の様相が記されている。彼らの今後を杞憂すると同時に、東方神起は多くの自殺芸能人とともに将来、韓国芸能界の礎として語られる存在になるのではないか。いい意味でも悪い意味でも。フォーリーブスのように。
アムロちゃん、33歳、お誕生日おめでとう!(アムロファンなので一言お祝いを)
記事は都内レストランで開かれたアムロ誕生会の模様を実況中継している。楽しそうな6時間の誕生会、なによりです。そして気になったのが出席者にお笑い芸人が多かったこと。ダチョウ倶楽部、ハリセンボン、イモトアヤコ、アンバランス、山本高広――。
なんだか分かる気がする。極度の人見知りとして知られるアムロだからこそ、芸人さんたちの気取らなさに安心するんだろうな。アーティストという人種は苦手なんだろうな。かつては一緒に活動していたMAXとも気が合わないんだろうな。だからお笑い芸人のロンブー淳なんかと付き合っちゃうんだな。でもこの誕生パーティは淳の姿はなかったもよう。パーティは本当の誕生日の2日後だったから、誕生日当日に一緒に過ごしたのかな。まだラブラブなのかな。早く別れてくれないかな。
解雇も美談仕立てにされました
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