『あるある』問題の教訓はどこに!? 関ジャニ∞の冠番組の訂正文騒動!
関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビでのローカル放送、BSフジ・他ローカル局にて再放送あり)の公式HPに謝罪文が掲載の上、一部番組内コーナーが差し替えとなり、ファンの間で話題となっている。
問題となっているのは番組内で、関西地区のおいしいお店を関西ジャニーズJr.が調査するというグルメコーナー「ジュニ刑事」。9月15日放送分では、大阪某所のハコフグ赤味噌焼きを扱う店を取り上げていた。
この料理、毒性がないとされるハコフグの肝と五島味噌を合えて、ハコフグのお腹に戻して姿焼きにする郷土料理。番組内で取材に訪れていた”ジュニ刑事”は、ジャニーズJr.内グループB.A.D.の中間淳太と桐山照史だった。おいしそうに舌鼓を打っていたが、毒性がないとされるハコフグの肝であっても、肝臓、卵巣、胃、腸その他の多くのフグで毒性があるとされる部位は、厚生労働省からの指導により、フグの種類に関わらず食用禁止とされている。
フグといえば、2007年に『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)で漫才コンビ・タカアンドトシが毒のないフグ肝を使った釜飯料理を紹介したことで、厚生労働省より不適切との指導が入った経緯がある。
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今回のケースではフグ処理師の手を介したれっきとした商品であり、一般的にもハコフグの肝に毒はないとされているが、「フグの肝は食用可」と視聴者への誤解を招くとのクレームを受けての差し替え。深夜番組とはいえ、ジャニーズファンの若年層も多く視聴していることも考えられ、規制の厳しいジャニーズタレントを起用した番組ゆえの考慮もあったであろうが、今回の制作サイドの落ち度によって幻のコーナーとなってしまったことは事実だ。(現在公式サイトでの店名は他の店舗に差し替えられ、今後他局で放送予定の再放送では見ることができない。)
「同番組は、関ジャニ∞がジュニアだった頃からの長い付き合いで、これまでトラブルらしいこともなかったんです。プロデューサーも有能な人ですし。関ジャニやジャニーズ事務所とも友好な関係を築いてきて、プライベートでメンバーと遊ぶスタッフもいるくらいなんで……そういう意味で、緊張感は薄い現場と言えるかもしれません」(番組関係者)
関西ジャニーズは東京ほど規制が厳しくなく、自由にやれるといったイメージもあり、これまで何年にも渡って関西ジャニーズと友好的な付き合いを続けてきた関西テレビ・メディアプルポ(関西テレビ100%出資の番組制作会社)。そこに生まれた安定感に甘んじた今回の失態なのかもしれない。
関西テレビといえば、『発掘!あるある大事典II』の実験データ捏造・改ざん問題で番組打ち切りとなった苦い過去がある。情報番組での裏取・信憑性の必要性については局内共通の最重要事項と痛感しているはずなのに、今回の事態には詰めが甘いと言わざるを得ない。
苦節の時代の関西ジャニーズを支えてきたとも言える関西テレビ。バラエティーだけでなく、ドラマなどでも起用歴は多く、関西テレビあっての関ジャニ∞の時代もあったが……今や全国区の人気を博す関ジャニ∞、そして東京ジュニアに負けじと活躍の場を増やしている関西ジャニーズJr.だけに、関ジャニ∞と蜜月関係にある制作スタッフにも慎重な番組作りが望まれる。
大阪が生んだ金の卵です。
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