「何回もベッドシーンの練習をしました」無邪気な笑顔の栩原楽人クンに接近
あれこれ目移りしてしまうほど、世の中にあふれるイケメンたち。その中でも、特にサイゾーウーマン一押しのイケメンたちをファイリング♪ もう、インタビューで見せてくれるそのスマイルにメロメロになっちゃう~!! 9月4日より公開のボーイズラブ映画(以下、BL映画)『純情』で主演の座を射止めた、栩原楽人クン。まだおぼこさが残るキュートなお顔立ちですが見事な”受け”を演じ、ベッドシーンにも挑戦しちゃいました! そんな彼を、直撃!
――初の映画主演がBL作品ということで、主演が決まったときはどんな気分だったのかしら?
栩原楽人(以下、栩原) 初主演なのに、ずいぶん難しい役を頂いちゃったなあと思いましたね(笑)。そのときはまだ台本を頂いてなかったので、どういう方向のお話なのか分からず、正直少し不安でした。でも、台本を読んでみたら、特別にBLを意識したような話ではなく、好きになった相手がたまたま男性だった……という、男女の恋愛でも十分成り立つお話で、演じる上でもそんなにBLは意識しなかったです。
――ぶっちゃけ、BLと聞いて抵抗は感じた!?
栩原 抵抗はなかったです。僕は、自分とかけ離れたキャラクターのほうが演じやすいと思うことが多いので。
――演じた戸崎圭祐は、栩原クンとは性格的にも結構違うの?
栩原 そうですね、大分違うかもしれないです。僕はどちらかというと、圭祐の想い人の倉田将成に似てるかも。圭祐は片想いしていても、相手から攻めてくれるのをずっと待っているタイプで、恋愛においてはちょっと女の子っぽいのかなと思うんです。逆に将成は、グイグイ攻めるタイプ。そんな彼に圭祐はオドオドしつつも、実は広い心で将成を見守っている……みたいな部分があって、母性的なものも持っている男の子です。だから、役のイメージを膨らませるときも、女優さんの演技を参考にすることが多かったですね。
――じゃあ、栩原くんは好きな子ができたらグイグイ押すタイプってことね♪
栩原 グイグイはいけないです! 将成って恋愛に不器用なタイプなんですけど、そこが似てるかなって(笑)。
――栩原クンみたいな男の子になら、攻められた~い! 劇中には、将成役の高橋優太クンとの濡れ場や濃厚なキスシーンがあったけど、同性とのラブシーンはどうだった?
栩原 僕、高橋さんが初めてのラブシーンの相手だったんですよ……。
――あらっ! 緊張した?
栩原 ちょっとしましたけど、緊張している場合じゃありませんでした。というのも、一週間で撮影を終えなきゃならなかったので、僕ら俳優もスタッフの皆さんもものすごい集中力で撮影に挑んでいたので。高橋さんも僕の演技に対する意見に、真剣に耳を傾けてくれる方だったので、すごくやりやすかったです。
――ラブシーンに関しては、具体的にどんな意見を出したの?
栩原 キスする場面だったら、「このタイミングで唇を一度離して、もう一回キスするような素振りを見せて、次のタイミングでもう一回唇をつけたい」とか……って、なんで僕こんな話してんだろう!?(照)。とにかく、演技の段取りですよね。僕は本番にいく前に、段取りをキッチリ詰めておきたいタイプなんです。
――本番の撮影をする前に、練習したりもしたんですか?
栩原 キスはしてないですけど、ベッドシーンの練習はしました。
――どうやって!?
栩原 なぜか、僕たちの控え室にベッドが置いてあったんですよ。そこで、ご飯を食べた後とかに練習していました。「僕がこう動いたらキスしてください」「このタイミングで脱がしてください」とか、段取りを決めながら。演技の練習とはいえ、変な感じでしたね(笑)。男2人でご飯食べてて、ベッドを指しながら「じゃあ、ちょっと後で……やりますか……」「お、おう……」みたいな(笑)。でもだんだん慣れてきて、撮影終盤のほうは「じゃあ、行こうか」の一言でも通じるようになってましたね。ホント、何回も練習したんで(笑)。
――練習風景を拝みたかったです!! 初のラブシーンにも挑戦して、栩原クンの中で得たものがたくさんあったかと思いますが、『純情』を通して、役者として成長したなあと感じた部分はあるかしら?
栩原 将成と大ゲンカして泣く場面があるんですけど、そこですね。そのシーンは、どれだけ感情を高ぶらせることができるかが大事だと思っていたので、号泣しようと。実は僕、泣く演技があまり得意じゃなくて、今まで号泣ができなかったんですよ。でも今回は、絶対号泣したくて。本番が始まる前に大好きな小田和正さんの「言葉にできない」を何回もリピートして、気持ちを作って撮影に挑みました。
撮影中は弟クンの話で大盛り上がり!
――あの曲はただ聞くだけでも、シンミリしちゃうもんね……。栩原クンの中では、シーンによってテーマソングがあったりするの?
栩原 そうですね。最後のシーンはマイケル・ジャクソンの「Heal the World」がテーマソングで、何回も聞いてから撮影に臨みました。
――マイコーも好きなんですね! そういえば、ブログでマイコーのダンスを踊ってたよね? ものスゴく上手でビックリしました!
栩原 ありがとうございます! マイケル大好き! もともと好きだったんですけど、亡くなった後にいろんなDVDを見て、もうホントかっこいいなと思ってダンスを始めたんですよ。
――ってことは去年から!? まだ始めたばっかりなのに、あのクオリティーはスゴいと思います! 体動かすのは好きなの?
栩原 ダンスとか、楽しみながら体を動かすのは好きなんですけど、走るのは嫌いです。だって、つらいだけなんだもん(笑)。でも健康のために、近所のサッカー場を3周走ってます。あと、顔のむくみを緩和するために、毎朝縄跳びしてますね。最近、ワザのレパートリーが増えてきました(笑)。
――それたら、意外とスポ根モノとかもイケそう!
栩原 そういうのやってみたいんです! 『純情』は美しい恋愛物語ですけど、次は泥まみれになりながら”つかんでやるぜ、俺の夢!”みたいな作品に出てみたいですね。
――そんな栩原クンも見てみた~い! 最後に教えて! 『純情』は、タイトル同様、すごく純粋で一途な恋愛模様が描かれていますけど、栩原クンはピュアな恋愛をしたことある?
栩原 ピュアな恋愛は好きですけど、圭祐と将成ほど不安になったり葛藤したり……っていう恋愛は、さすがにしたことないかなあ。でも僕、けっこう一途なほうだと思います!(笑)
栩原楽人(とちはら・らくと)
1989年10月19日生まれ。東京都出身。血液型AB型。身長168cm。2005年、『仮面ライダー響鬼』で、ヒビキ(細川茂樹)に憧れる少年・安達明日夢役を演じる。以来、声の演技などもこなし、精力的に活動中。主な出演作は、大河ドラマ『龍馬伝』、映画『華鬼』、『着信アリ Final』、『逆境ナイン』、ドラマ『RHプラス』(TOKYO MX、tvkなど)、今後の出演作には舞台『花咲ける青少年』など。
公式ブログ「楽人の目線」
■映画『純情』
9月4日より、渋谷・シアターイメージフォーラムほかにてレイトショー(→全国順次公開)
公式サイト
価格:2,980円 発売元:日本出版販売/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテインメント 販売元/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテインメント
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