FUNKY MONKEY BABYS、『徹子の部屋』で熱く自画自賛トーク!?
一回聞いてみたいことがある。
「そのグループ名、矢沢はどう思ってるの?」
FUNKY MONKEY BABYS。今有数の人気のヒップホップグループだ。で、いつも勝手に思ってしまうのだが、このグループ名、どう考えても昔矢沢がやっていた伝説のバンド、キャロルの代表曲「ファンキー・モンキー・ベイビー」を思い浮かべてしまう。ただ、彼らの歌う曲といえば、ありがとうとか、あきらめるなとか、手をつなごうとか、なんかそんな感じに、いつも励ましたり、感謝したり、自分探ししてみたりばかりしてて、キャロルの世界とは相当遠い。キャロルというよりも、長持ちしてる「大事MANブラザーズバンド」的な彼らを、リーゼントスタイルで「E.YAZAWA」タオルを肩に掛けている皆様は、どう思ってらっしゃるのか。そして、矢沢本人は。案外、「いいんじゃない」ぐらいだったりするのかもしれないが。
そんな応援歌界のヒーロー・FUNKY MONKEY BABYSが、4日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にやってきた。ちなみに、メンバーの名前は「ファンキー加藤」と「モン吉」だったから、それを合わせてグループ名を考えたらしい。もう一人のDJ的な場所で踊ってる人ががDJケミカルだそう。
「すごくCDが売れている」「ライブの動員がすごい」というような話を徹子とともに盛り上がっていくわけだが、トークをしているのは9割以上がメインMCのファンキー加藤で、残りの2人がうっすらと微笑みながら時を過ごす、といった布陣である。
このファンキー加藤の熱いトークだが、どこか「うっとり」が漂っているように見えてしまうのである。自分たちのライブ映像を眺めてうっとり、流してもらったPVを見つめてうっとり。FUNKY MONKEY BABYSそのものに(巻き起こしている現象や空気にも)うっとりしていそうに映る。それは言葉の端々にもなんとなく現れて、「FUNKY MONKEY BABYSという名前をぐっと押し上げてくれた曲で」とか「顔ジャケットシリーズ」とかいったことを照れもなく真顔で言えちゃうテンション。そして、「今のFUNKY MONKEY BABYSのスタイルができあがった」と、自分で解説。誰のためにそんなに熱いのか。得心がいく理由があれば、熱さ、真面目さ、まっすぐさ、曲のノリとかも含めて、全部クリアになるのだが。
そして、FUNKY MONKEY BABYS略して「ファンモン」という名前については、「FUNKY MONKEY BABYSっていうのは自分たちでつけたんですけど、ちょっと長くて」……わりと軽い理由で、かの名曲に限りなく近い言葉は、「ファンモン」って略されるようになったようです。「E.YAZAWA」な皆さんは、その名曲を「ファンモン」って呼んだりするのでしょうか。
そんなまっすぐトークを聞かされ続けていたところ、番組終盤、完全に「じゃないほうMC」として沈黙を続けていたモン吉が、地元・八王子のいいところについて尋ねられ、一言こう答えた。
「高尾山……」
それに対する徹子のリアクションは、
「高尾山って八王子だっけ!?」
そこなんだ。それで、「北島三郎さんのおうちがあったり」と、徹子が言えば、
「北島三郎さんともお会いさせていただいたんですよ」
モン吉の見せ場かと思ってたら、ファンキー加藤が笑顔でグイッときた。昨年紅白に出たことも、きっと素敵なメモリアルだったんだろう。サブちゃんからの紅白出場話にもっていった。八王子つながりということで、
「北島三郎さんも、やっぱり気にかけてくれてて」
そうか、さすがサブちゃん、地元出身の若手のことをよく知ってるんだ、と思ったら、「八王子のFUNKY MONKEY BABYSです」と挨拶したら、「おっ、そうか」と握手をしてもらった……って、気にかけてもらってるやりとりなのか、それ。
番組最後、DJケミカルの笑顔の上に、「提供 エポックケミカル」という文字がかぶせられた奇跡が一番の見所でした。
(太田サトル)
誰も褒めてくれないんだよね、きっと
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