“実力派俳優”V6森田剛、「日本文学史上、最もやりがいのある役」に大抜擢!
来年1月にオープンする神奈川芸術劇場(横浜市山下町)のこけら落とし公演となる、舞台『金閣寺』で、主人公である僧・溝口役を演じることが決定したV6森田剛。コンプレックスと孤独感を抱え続けた溝口が、憧憬の念を抱いていた金閣寺に火を放つまでの心の変遷を描くストーリーで、森田は5年ぶりに丸刈り姿となり、この役に挑む。
三島由紀夫の不朽の名作としても知られる同作だが、その世界観の独特さから「舞台化は難しい」とも言われ、これまで舞台化はされた例はごくわずか。劇場の初代芸術監督を務める宮本亜門氏は「溝口という役は日本文学史上、最もやりがいのある役の一つと言っても過言ではない」とも述べ、そのうえで森田を抜擢した理由について「演技に熱心に取り組み、全力をかけて役に没頭する森田くんは、一緒に組んで何かを作っていける人だと思った」と語る。森田自身も「光栄と同時に身の引き締まる思い。少しでも早くセリフを覚えてしまいたい」と気合いを入れており、周囲からも期待の声が高まるばかりだ。
ふと気付けば、いつの間にか「アイドル」から「実力派俳優」へと脱皮していた感のある森田。今年1月に上演された主演舞台『血は立ったまま眠っている』ではあの名演出家・蜷川幸雄氏とタッグを組んだ。厳しい演技指導で知られる蜷川氏だけに、当初は”45点”との評価を下されていたというが、初日前日には”90点”に。「V6の中でも、隅っこにいる野ネズミみたいでひねくれている印象だったけど、ピュアでマジメで役者として芯がある。森田くんがいい、と何度も出演交渉してきたのは正解だった」と絶賛された。
また、生田斗真主演の映画『人間失格』では、詩人・中原中也役で友情出演。出演シーンは短かったものの、生田曰く「剛くんがひとことセリフを発した瞬間、スタッフがモニターに集まって現場の空気が一転した。監督も『森田はすごいな』とつぶやいた」というほど、存在感のある演技を見せつけていたという。
元来のシャイな性格ゆえか、アツい演技論などを披露することはないが、今年の4月に放映された『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BS2)では、言葉少ないながらも「変化していきたい」「今後もやっぱり、舞台をやってみたい。ハマりましたね。続けていきたいです」と、芝居に対する思いのたけをぽつりぽつりと口にした森田。31歳、男としての過渡期に「本当にやりたいこと、闘いたいと思うこと」に出会えた彼の、今後の進化に期待したい。
復習しなくっちゃ☆
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