『めちゃイケVSヘキサゴン』、不潔感プンプンだったのは……?
今回ツッコませていただくのは、『FNSの日26時間テレビ2010』(フジテレビ系、7月24~25日放送)で放送された『めちゃイケVSヘキサゴン』から「真夜中の生シンクロナイズドテイスティングSP」。
通常の『めちゃイケ』では、シンクロナイズドスイミングのようなコスチュームで、各国代表に扮したメンバーや芸人たちが、鼻栓をして目を閉じて食べた料理名を当てるというゲームのコーナー。
今回は深夜だけに趣向を変え、各チームの誰かに、別の意味で「テイスティング」されたかもしれない女性がシルエットで登場。その人物と関係ある人が誰かを当てるという企画が行われていた。たとえば、フットボールアワー後藤の「テイスティング」女性の場合。
実はテイスティングどころか、「芸人になる前のときの元彼女」で、しかも「自分を捨てた」相手であり、つまり後藤は被害者のほう。「大昔に後藤が大真面目に描いたウサギの写実的イラスト」と言う、シュールで気の毒なものを暴露されたにもかかわらず、”行列ができるビジネスマン”島田紳助にとってはそのどこが面白いのかまるで分からない様子。いつもの調子で「なんで別れたんですか? 捨てられたんですか? なんで捨てたんですか?」などと、どうしても男と女のドロドロ話にしたがる。結果、着地点が曖昧になってしまい、後藤自らが「もっと(ネタが)女たらしとかのほうが、良くね?」とまとめてしまっていたほどだ。
そして、「女芸人チーム(森三中+ハリセンボン)」に、黒沢かずこの代わりにmisonoが登場したとき。シルエットであらわれた男性ミュージシャンに、紳助は執拗に「彼女(misono)のほうがアナタを好きになったんでしょ? いつもそう。自分から好きになるんや」「『好き好き』言われたんでしょ? いつもそう。『好き好き』言う」「勝手に食材買って家に来るんでしょ?」と、まるで自分自身の経験談と重ね合わせるかのように質問を重ねていく。
それだけでドン引きする展開だが、さらにmisonoの眼を見開いた「まっすぐ」爆弾が、完全に空気を凍らせた。
「どうして!? 誤解されたままは嫌や!」
「ウチは超正々堂々とテレビ出てるし、ウソついたことないし、誰にとってもウチはいつでも素直だったし!」
最終的にヘキサゴンファミリーが「ファミリーだから」と次々に氷のプールに落ちて行った。その姿は恋愛ドロドロの大学生サークルの打ち上げ風景のように見えた。
そして、そんななかでもみんなに手を引っ張られつつ、自分だけは決して水に入らなかった紳助。やはり「ビジネスマン」であって、芸人じゃないのだ。
結局、ヘキサゴンファミリーに蹂躙された『めちゃイケ』。矢部の最後の叫び「岡村さん、早く戻ってきてください!」が、ちっともシャレになっていなかった。視聴者も岡村の復帰を心から待っています。
(田幸和歌子)
サークル活動したことないんで、すんません
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