「僕らはお騒がせグループだから」……5人になったKAT-TUNの新たな決意
7月16日、「赤西仁のグループ脱退」がジャニー喜多川社長の口から語られ、事実上5人体制で活動していくことが明らかになったKAT-TUN。「やっぱりね」「どうせこうなると思った」などの冷めた意見が挙がるなか、チケット掲示板などでは翌17日の東京ドーム公演チケットを求めるファンが急増。これまでにない注目度のなか、ステージが幕を開けた。
ニューアルバム『NO MORE PAIN』を引っさげてのこの公演で、5人は30曲以上を熱唱。ドームらしい豪華なセット、それぞれのソロパートやジャニーズJr.内ユニットKis-My-Ft2との絡み、本物の馬に乗って登場する前代未聞の演出、ゲストで登場したNEWS増田貴久とのトークなど、相変わらず盛りだくさんの内容でファンを楽しませてくれた。しかし、終盤になってメンバーの様子が一変した。
「『PROMISE SONG』を歌ったとき、(田中)聖が下を向いたまま顔を上げなくなって。一度もモニターに映らなくなったからはっきりとは分からないけど、たぶん泣いていたんだと思います。カメ(亀梨和也)も田口もいつもと違う表情で、聞いてた私も大号泣しちゃいました」(コンサートに参加した20代女性)
『PROMISE SONG』は、離れてしまった友人に向けて「道が分かれてもお互いにがんばろう」というエールを贈る歌。このとき、メンバーの心には、違う道を歩み始めたメンバーのことが浮かんだのかもしれない。
最後の挨拶では、メンバーを代表して亀梨が口を開いた。
「僕らはいつもお騒がせして、心配をいっぱいかけてるグループですが……。これは、メンバーみんな思ってることだけど。僕らはKAT-TUNとしてやっていくことが何よりも幸せなことだと思うので、こうして最高の時間を過ごすことができて……何よりも幸せなことだと思います」
その後、ラストではステージ上でメンバーと手をつなぎながら、「みんなも隣の人と手をつないで」と、会場のファンに呼びかけ、
亀梨「We are」
会場「KAT-TUN!!!!」
と叫んでコンサートは幕を閉じたという。前出のファンによると「これまでになくKAT-TUNとファンが一体になった気がしてすごく感動した」ということで、改めてKAT-TUNについていく決意を固めたファンも多かったようだ。
ジャニーズ事務所のアイドルグループから脱退し、ソロで活動するというのは異例中の異例。今後、KAT-TUNや赤西がどんな道を歩むのかは予測不可能だ。
赤西ファン、また6人のKAT-TUNの復活を信じていたファンの間では現在も複雑な想いが飛び交っているようだが、この日のコンサートがKAT-TUNの歴史に残るコンサートになったのもまた確かなこと。ファンに心配ばかりかけてきた”お騒がせグループ”がどう成長していくのか、新たなアイドル像の行く先に興味はつきない。
アルバム名が染みるぅ~!
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