復活岡本夏生、ハイレグ姿で頑張り過ぎちゃって……
今回ツッコませていただくのは、7月6日に放送された特番『超豪華!! スタア同窓会~まだ君に恋してる~』(日本テレビ系)。
ジャンル別に集まったタレントたちが当時を振り返りながら、ぶっちゃけトークをしていく番組で、この日はレースクイーン、特撮ヒーロー&ヒロイン、子役、堀越高校3年D組という括りの「同窓会」が開催された。進行役は中山秀征、南野陽子、優香の3人。
「私を口説いた有名芸能人」での特定度の高いイニシャルトークや、仰天の高額年収などのぶっちゃけ話から、かつての堀越高校のクラスメートだった岡田有希子や本田美奈子.との感動的な友情物語もありと、バラエティにとんだ内容。そのなかでひとり異彩を放っていたのが、「10年ぶりのゴールデン」(本人談)だという、元カップヌードルレースクイーン・岡本夏生だった。
このレースクイーンの同窓会では、同時代に活躍していた仲間として、はるな愛やインリン・オブ・ジョイトイ、室井佑月、三瀬真美子も登場したのだが、岡本一人だけがピンクのハイレグ水着を着用し、パラソルまで持参と、身体を張った大サービスをしてくれていた。
しかし、その「10年ぶりのゴールデン」に浮き足だってしまったのか、その大サービスが悪目立ちになった上に、超空回り、ハイテンション+大声+早口の合わせ技で喋れば喋るほど、スタジオの空気が冷えていくのが、画面を通しても感じとれてしまう。
ことあるごとに「イエーイ!」と言って両手を上に挙げたり、「えー!」と言って一人だけ立ち上がってみたり。頼んでもないのに尻を振って踊ってみたり。超頑張っちゃってるのである。しかし、その頑張りと周囲の温度に差がありすぎる。何をやっても静かにさせてしまうときのワッキーに松野明美のハイテンショントークを加えたようであり、にしおかすみこが空回りしているノリのような感じにも近い。
司会の中山秀征には、チャンスに賭けるかつての朋友に、なんとか再ブレイクのチャンスを掴んでもらいたいという優しさがあったのか、「目立つためなら何でもやる奴が多かったね」と室井佑月が言ったところに、「お隣の方ですね」と水を向ける。レースクイーン時代、同じチームに所属していたZARDの坂井泉水が大活躍した話を夏生がすれば、「それをまだずっと妬んでらっしゃった?」と、その都度夏生がおいしくなるよう、ヒデちゃんも頑張ってくれる。
それでもこの特番は収録ものであるから、編集などでまだ食べやすくしてもらっていたほうなのかもしれない。同じ日の放送前に、日本テレビの生放送情報番組に岡本夏生がこの特番の告知のために一人で生出演をしていた。
特番と同じく中山秀征が司会の『DON!』ではゴールドのハイレグ姿や生着替えを披露したりの大サービス。舞い上がりすぎるテンションに誰もついてこられず、周囲は「(空気が)散らかってます」と苦笑。同じように『PON!』にも出演したのだが、紹介されるや岡本は開口一番、
「コニャニャチワ、おひさしブリーフ」
そこからすごいテンションで一方的にまくしたてる夏生に、女子アナも思わず、
「どうしましょう、大木さん、大木さん!」
と、ビビる大木に助けを求める。大木も、「若手芸人じゃないんですからお願いしますよ」とやんわり言っていたが、夏生の暴走は続く。特番の告知をしながらこう言った。
「みんなね、腕あげたね。ヒデちゃんなんか特に腕あげた。ヒデちゃんもうまくなった~」
「そうですね」と同意できるはずもない。仮に「何目線ですか!?」とかツッコんだとしても、さらにどんな言葉が返ってくるかの予測が立たない。最終的に、大木が口走った締めの言葉は、こうだった。
「 ……岡本さん、見事なぐらいスタッフ笑ってないです」
ちょっと本気っぽかった。とはいえ、夏生と共演者、視聴者との温度差問題が解決すれば、最近では貴重なノリのキャラだけに、着地点はきっと見つかりそうだ。再ブレイク、あるのか……?
(太田サトル)
『怖い女の仕返し 2008年 01月号 [雑誌] (雑誌)』
夏生は負けないよ!
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
・夏川純の年齢詐称で困った人
・はるな愛が激白! 「芸能人とつきあったことは……」
・死人に口無し、中村あゆみに今さら交際を暴露された尾崎豊