キムタク神話崩壊の序章? 平均視聴率が『臨場』に惨敗
通常より69分拡大という特大スペシャルを組み、7月5日に放映された『月の恋人~Moon Lovers』(フジテレビ系)最終話。放映終了後には木村自身が「葉月蓮介ブログ」を訪れ、
「『月の恋人』ありがとう
現場部隊 編集部隊 俺には………最高の時間でした
そして、受け取ってくれた皆さん 本当にありがとうございました(中略)
あぁ~!!!!! 楽しかったぁ~!!!」
と、現場スタッフや応援してくれた視聴者に改めて熱~い感謝の気持ちを捧げたものの、結果は視聴率16.2%(関東地区・ビデオリサーチ調べ。以下同)。平均視聴率も16.8%のまま終了となった。
「キムタク主演ドラマで、平均視聴率が20%を割ったのは今作が初めて。当然のことながら、本人にとって歴代最低視聴率を記録してしまったことになります。キムタクにしかできない異例の5月スタート、さらに豪華キャストを揃え、大規模な制作費、宣伝費をかけてきただけに、本人も、局側も相当ショックを受けている と思いますよ」
(ドラマライター)
今クールでは『臨場(第2シリーズ)』(テレビ朝日系)が平均17.57%を記録しており、全体でも2位の成績に甘んじてしまった。第1話で22.4%を獲得し、「キムタクやはり強し!」と報じられたことさえ、懐かしく感じてしまう平均視聴率。ファンの間では、役の設定やストーリーのもたつきが原因ではと、様々な敗因が論じられているが、結局のところ、木村の時代はもう終わった……という感は否めない。すでに、12月1日公開予定の主演映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』のPR活動もスタートしているが、こちらは結果を残せるよう祈りたいものだ。
今クール、他のジャニタレ主演ドラマでは、嵐・大野智主演の『怪物くん』(日本テレビ系)が平均視聴率13.9%を記録。こちらは、最初から期待されていなかった(?)だけに、大野の底知れぬ演技力の高さや、お供の3人とのコンビネーションなど意外と好評価を得た。とは言え、6月26日に満を持して放送されたはずの特別編『もう 帰って来たよ!!怪物くん全て新作SP』では、11.6%という残念な数字に。特別編は3本で構成され、そのうちの「オオカミ男の嘘」は、デモキン役で出演していたTOKIO松岡昌宏が監督を務めたのだが、あまり話題になることもなかったよう。「来年の夏に映画化」などの噂も囁かれていたが、この結果ではどうなることやら怪しいものだ。
ちなみに、NEWS加藤成亮主演のドラマ『トラブルマン』(テレビ東京系)はまだ放映中で、7月9日に最終回を迎える予定。本サイトでも既報のとおり、その後も6月25日の第10話では1.2%とさらに下をいく低視聴率を更新した。深夜枠、さらに放映地域も限られているとはいえ、同じ枠で放映された昨年10月クールの『嬢王 Virgin』は5.8%、前クールの『マジすか学園』が3.7%を記録しているだけに、非常に残念な結果と言えそう。俳優としての資質は認められている加藤だけに、しばらくの間は脇役で実力を培う必要がありそうだ。
ジャニタレ主演ドラマが非常に少なかった今期だが、次クールでは松本潤主演で年上女性との恋模様が描かれる『夏の恋は虹色に輝く』(フジテレビ系、月曜21時、7月19日~)、宮藤官九郎と長瀬智也がタッグを組み、生田斗真も出演の『うぬぼれ刑事』(TBS系、金曜22時、7月9日~)、錦戸亮が”チャラ”い鑑識官を演じる『ジョーカー 許されざる捜査官』(フジテレビ系、火曜21時、7月13日~)、東山紀之が元アイドルで潔癖性のドクター&大倉忠義が看護師役の『GM~踊れドクター』(TBS系、日曜21時、7月18日~)などなど話題作が目白押し。どんなストーリーが展開されていくのか、今から楽しみだ。
買ったげて(泣)!
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