「ViVi」モデル陣と馴染めぬ木下優樹菜、オフはつるの剛士と発散!?
今週の「ViVi」の表紙は、大人気の西野カナが初登場。「会いたくて 会いたくて」って歌っている女性ですね。それは知っていても、顔がちゃんと認識できていなかった私、この表紙を見て初めてしっかりと理解できました。今月は連載陣の浜崎あゆみ、加藤ミリヤに加え、倖田來未も登場し、ディーヴァ戦国号となっている「ViVi」。早速チェックしていきましょう。
<トピックス>
◎マジ神BOOM!! 2010
◎激売れビキニはココで買え!
◎「やりすぎちゃった!!」体験
■西野カナの「等身大」という病
加藤ミリヤ、青山テルマに続き、またも「漢字+カタカナ」界から送り出されたアーティスト、西野カナ。しかし、ミリヤとテルマが現れたときのインパクトからすると、名前もルックスも小粒な感じは否めません。でも、むしろそれが「等身大」ということで巷には受け入れられているそう。彼女の曲は、まったくブレのない一貫した世界観が持ち味で、曲名も「もっと…」「会えなくて 会えなくて」「会えなくても feat. 西野カナ / WISE 」、そしてブログ名は「君に会いたくなるから」と非常に「会いたい」というメッセージ性の強いアーティストです。
そんなカナやん(愛称)に、LOVEについて質問している「ViVi」。リードには「ViViの連載も大人気で(略)たっぷりと語ってもらいました!」。驚愕。毎月隅から隅まで目を通していたのに連載に今まで気付きませんでした! そして今号もやっぱり見つからない。等身大すぎて読者モデルと馴染んでしまったのかも? 方やミリヤの連載はいつも目に飛び込んでくるのに。肝心の恋愛話は、「今までした大恋愛は遠恋」「今の私の課題は、思いやりと相手を許すことかなぁ」と、携帯小説的な悲恋の闇も感じられず、健康的なまでに等身大。うーん、現代っ子っすなー!
■ユッキーナはやっぱりヤンキー路線で
続いて、長谷川潤を筆頭に9人が登場する企画「ViVi MODELs’ REPORT」。「ViVi」恒例のモデルのプライベート写真で日常を追う企画で、今号はGWの模様をお届け。まず、ハセジュンはひたすら食事中&食べ物の写真、マリエは沖縄バカンスと東京夜遊びの模様を、藤井リナは仕事現場のスタッフとの写真を掲載と、ザッツ・TOKYOモデルな雰囲気の中、「あれ? ヤンママ!?」と思ったら、完全オフモードの優樹菜と、サーファーみたいなヤンキーの格好をした、こちらもオフのつるの剛士でした。つるのの子どもと、仲良く手をつなぎながら国道沿いを歩く優樹菜の姿があまりに自然過ぎて、そして本当に楽しそうな笑顔で、「優樹菜の幸せってこっちなんだね!」と勝手に納得してしまいました。「つるのさん家はみんな仲良くって、夫婦も支えあってて、海の近くに住んでて、理想の夫婦」と優樹菜も言っていて、モデル友だちとの気取ったオフショットは無理して撮ったんじゃないかと思われてきます。この企画、思いもよらぬ優樹菜の真実が表れてしまったようです。
■フェスファッション&渋原系にも進出!
昨今のブームの追い風を受けてでしょうか、「ViVi」でもフェスファッションを提案しています。「踊れて可愛いコーデ」を掟にして、今年流行りのボヘミアンファッションとアウトドアファッションの二本軸で、フェスファッションを展開。「ViVi」とアウトドア。あまり結び付かないラインですが、このあとに続く企画も驚きです。「ゆるデコ系が気になる!!」と大キャッチが躍る、渋原系ファッションのページ。「原宿系の服は取り入れたいけど、地味でフツーはイヤ! だからとことん髪型やメイクは盛って」とリードにありますが、これって要は「渋原系」。あえて「ゆるデコ系」って言い直したのは元祖へのエクスキューズかプライドか。掲載アイテムは、若槻千夏のブランド「wc」、古着のシャツやバッグ、ブーツなど、当たり前ですが「Popsister」(角川春樹事務所)直系! さすが「ViVi」、流行りに貪欲です。しかし哀しいかな、アウトドアも渋原も、モデルとファッションが合っていなかったのはうっかりでしたね。
この他に、水着のカタログやセール情報、ネイルの別冊付録と夏っぽい内容が充実の今号。マリエやミリヤ、浜崎あゆみの連載も滞りなく、ファッションも変わらず広範囲に攻めな感じが伺えた、安泰の今号でした。気になったのは、優樹菜がファッションページにほとんど出ていないことくらい。早くも戦線離脱感のある彼女の動向に次号も注目です。
(二宮まい)
まー印象に残らない顔だわねー
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