“変人”玉置浩二の熱愛報道に、”奇人”徹子が挑む名勝負の結末は?
2010年の前半、ワイドショーなどで話題を集めまくった、玉置浩二。恋愛がらみのその珍妙な言動には笑わせてもらったものだが、その玉置さんが6月14日(BS朝日は17日)、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にやってきた。
このタイミングでの徹子の部屋だ。安全地帯は『ザ・ベストテン』の常連歌手で、大ヒット曲「悲しみにさよなら」は、85年の年間ベストテン第1位を獲得している。番組副題にも「安全地帯復活! 病と恋路を」とあるが、旧知の徹子に、いろいろ語ってくれるのだろうか。というか、徹子がそこまでトークを引き出してくれるのだろうか。
赤い(”ワインレッド色”ということらしい)バラの花束を手に玉置浩二が登場。お互い顔を見合わせて一瞬の沈黙のあと、笑い合う。まず徹子から先制パンチ。
「お会いしたかったです、いろいろお話を伺いたいし」
”いろいろ”には、言葉通りいろんな意味が込められている。それに対する玉置のリアクションはといえば、
「……ども」
はにかんで笑った。今回の本題は「あのこと」であることは間違いない。しかし、まだ明確には口にはしない。お互いに距離をはかっている感じが漂う。オブラートに包みながらも、徹子からの第2弾。
「まあ、音楽のことを伺った方がいいと思うんですけど。やはりアナタの身の上に、いろいろホラ起こってるじゃない」
ジリジリと攻め込んできた。そして、前菜のようにベストテン出演当時の思い出話をはさみつつ、いよいよ口火が切られた。
「みんながそういうことなんで聞かないかって、きっと思うと思うんだけど、お噂がいろいろあるじゃないですか」
きた! 「ハイ」と、微笑みながらも若干神妙な面持ちに見える表情で返事する玉置浩二。
「だからその、お噂について伺おうというのもないんですけども……あの、お噂は、どうなのかな?」
伺おうというのもないんですけど……と切り出しておいてからの、「どうなのかな?」って。結局伺っちゃった。「ボクの噂?」と、少しとぼけてみせる玉置に、
「私じゃないわよ」
奇妙なやり取りだ。さて、語るほかない玉置浩二は、自身の恋愛観について、こう語り始めた。
「できればね、一生歌手は、恋をしてるのがいいなと、思うんですよ」
なるほど。常にときめいていないといけないお仕事なんだと。事情を説明しつつ、「ちょっと多すぎますけどね」と、ちょっとオトす。そして、「尊敬する」徹子の前では、適当なことは言えないのか、記者に囲まれたときのハイテンションなトークとは違い、真摯な姿勢につとめようとしているように見える。そんな恋愛体質であることに対し、こう彼は言った。
「でも、ちゃんと僕は、結婚してるんですけどね。結婚が多いんですね」
「結婚が多いんです」……結局、石原真理との婚姻届は受理されなかったけども、名言かもしれない。
そんな玉置浩二の恋愛トークに対し、徹子はこうまとめた。
「いくつになってもそういう浮いた噂があるっていうのは、結構ね。(中略)皆さん温かく見守って、アナタがいつもこう、なんかね、音楽を作る状況にいつもなってればいいなと思うんです」
話題は膵臓を煩ったという闘病話から復活した安全地帯のことになって、メンバーとは「音楽の話以外はしない」とカッコいい話をしていたのに、徹子ときたら、
「じゃあ例えばみんながさぁ、誰かが、『噂になってるけどあれはどう?』そんなことはアナタに聞いたりしない?」
と、また「噂」に戻しちゃった。すると玉置は、
「いや、あの、みんな……プシュー」
プシューってなんだ。変な吐息がもれちゃった。メンバーには歴代の女性を会わせているんだそう。
徹子「みんなは感想なんかは言うの?」
玉置「……えっと、顔で分かります」
どういうことかといえば、
「『これは大丈夫だろう』とか、『大丈夫なの、これで?』とか」
メンバーのリアクションを窺っているのかと思えばなんだかカワイイ気もするが、
「玉置が音楽をちゃんとやれれば、誰でもいいみたいなんですけどね。音楽をやれなくなるような人と一緒にいたらいけないよ、と」
まあ、そりゃそうだろう。そしてCM前、
「あ、そうそう。なんか今日、あなたのおうちに同居してるひとを連れてきてくれてるって話聞いたんだけど。ちょっとコマーシャル」
「同居してるひと」。うまい。「え、まさか!?」と、ドキドキしちゃう人もいたかもしれない。そんなCM明けに映し出されたのが、カワイらしいワンちゃんのアップ。愛犬のティーカッププードル、チェリーちゃんなのだそう。動物大好き徹子も、「カワイイ~」を連発。
玉置は好きになった女性だけでなく、愛犬にもデレデレらしく、新アルバムには「Cherry」という曲まで入っているそう。持参したギターを片付けたあとなのに歌ってくれと言われ、わざわざアカペラで披露してくれたのに、徹子は
「ああ、そう……」
と、チェリーを抱っこしてじゃれ合いながら、心ここにあらずな相づち。歌ってといったのに、もう歌のことはどうでもよさそうで、「でもアレですよね」と、曲よりも目の前にいるチェリーの話をしたそう。愛犬チェリーと徹子のじゃれ合う姿を微笑んで見つめる玉置浩二。そんな図で終了していった。
「噂」についてもなんとなく踏み込んだが、最終的には自分の好奇心の赴くままに犬にしか興味がなくなってしまった徹子。どれだけ玉置が「変人」だと騒がれようとも、徹子には敵わない。改めてそんなことを確認した、午後のひと時でした。
(太田サトル)
「ノリ」って曲も作ってあげてよ
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