24時間マラソンランナーのはるな愛に、「感動」よりもそそられる点
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎卒業研究の好対象
何かもういちいち反応するのもアレなんだが。今年の日テレ24時間マラソン走者・はるな愛か。あんなにあっちゃこっちゃ取ったりつけたり、切ったり貼ったりしてる人間が、そんな過酷な事やって大丈夫なんだろうか。エンタテイメント的には全く興味ないんだが、医学的にはちょっと興味をそそられる。
◎元は千葉県の洋食屋
ファミレスの「サイゼリヤ」では、コスト削減を追求した結果、厨房にはガスレンジどころか包丁も置いてないらしい。昨日Yahoo! ニュースに出てた。レストランの厨房に包丁がないってすごいな。何かこれマンガのネタに使えそうだ。「ここサイゼリヤの厨房に、包丁がないということを知っているのは、働いたことのある人だけ。つまり犯人は……あなたですね」ってな。『名探偵コナン』あたりどうだろか。一話限りのスペシャルタイアップで。あ、バイトが殺人犯じゃダメか。
◎英会話商材よりこっち
今、大変なことになっているといえば、ファッションショー後の囲み取材で「人様にとやかく言われたくない」と吠えた神田うのでもなく、「恐縮です」と肺ガン告白した梨元レポーターでもなく、石川遼のお肌だ。「青春のシンボル」というにはあまりにジクジク感のある赤銅色のそれは、顔全体を覆い尽くさんばかりの勢いで広がって行っている。プロアクティブよ、今こそ立ちあがれ。どこにギャラ振り込んだらいいのかわかんないような、あんなトウの立ったタマ使ってる場合じゃないぞ。「ジェシカ・シンプソン→眞鍋かおり」で一旦下がったテンションを「→石川遼」という超メジャー物件に繋げて再び盛り上げるのだ!(盛り上がってたのか?) あの妙ちきりんなCMソングに乗って、「ボクも笑顔の一員です」と、ビビットカラーのウエア姿で微笑む石川遼は、まことプロアクティブの世界観に似合うことこの上ない。あの世界観を持ちながら、ひどいニキビの悩み(後から振り返って『当時はひどかったねぇ』というコンセンサスがとれる程の)があり、しかも一流どころの有名人という、ゾロ目どころか奇跡が三つ、雁首揃って並んでいるのである。一刻も早く父親に電話だ電話。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
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